◇米国女子◇Qシリーズ(予選会) ファイナルステージ 4日目(8日)◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシン…
◇米国女子◇Qシリーズ(予選会) ファイナルステージ 4日目(8日)◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシングズコース(6664yd/パー72)、フォールズコース(6643yd/パー71)
渋野日向子は通算4アンダー暫定23位となり、来季開幕時の限定的出場資格が付与される上位25位タイまでのボーダーライン上で7ホールを最終日に持ち越した。
フォールズコース8番から再開した第3ラウンドはいきなりシビアな返しのパーパットを決める展開。冷たい向かい風となった10番(パー5)ではミラクルも起きた。
当たりの悪かった1W、傾斜地からの2打目で距離が出せず、なおもウッドを握った3打目を大きくミスヒット。前方近くのフェアウェイを横断するクリーク(小川)に消えたと思ったボールが跳ね返って手前のラフに戻ってきた。4打目もわずかに届かずグリーン手前だったが、そこからアプローチをねじ込んでチップインパーを拾った。
2日がかりで「69」とし、通算5アンダー13位からインターバルを挟んでクロッシングズコースの最終ラウンドへ。前半11番で下からミドルパットをきれいに沈めてバーディを奪うと、12番ではわずかに左足下がりのライからしなやかにUTを振った2打目が完ぺきだった。ピンそば1mもないチャンスメークの2連続バーディ。7アンダーまで伸ばし、この時点では首位の背中も見える位置だった。
ところが、パー5の13番でボギーをたたくと、15番は2打目をグリーン左のペナルティエリアに入れた。パーに終わった16番(パー5)はピンに絡めきれず、左上6mほどについたショートアイアンの3打目に首をひねって不満を隠せなかった。
折り返して2番(パー3)で3個目のボギー。ほとんどの時間で気温10℃を下回る中、合計22ホールをプレーした一日は終盤の失速が悔やまれる。2025年シーズンのラストゲーム。ボーダーライン上からの仕切り直しで踏ん張らなくてはいけない。(アラバマ州モビール/亀山泰宏)