上田灯真は「ピッチング&スイングスピードコンテスト」小学6年男子の部で3位 逸材小学生が集って日本一を争う「NPBジュニ…
上田灯真は「ピッチング&スイングスピードコンテスト」小学6年男子の部で3位
逸材小学生が集って日本一を争う「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2025」が、12月26日から29日にかけて神宮球場と横浜スタジアムで行われる。2007年以来、18年ぶりの優勝を狙うオリックス・バファローズジュニアで注目される1人が、規格外のポテンシャルを誇る上田灯真選手(6年)。投手、捕手、外野手をこなす“三刀流”だ。
上田は身長171センチ、体重62キロと恵まれた体格を誇る強肩強打のスラッガーだ。右投げ左打ちで、「株式会社ヒマラヤ」が今年実施した「ピッチング&スイングスピードコンテスト」小学6年男子の部で3位に入賞。ピッチングでは123キロ(全国1位)、スイングスピードでも127キロをマークして計250ポイントを叩き出した。
全力を出せる“環境”にワクワクは止まらない。「自分のチームでももちろんですが、セレクションを突破したレベルの高いメンバーで試合ができるのは嬉しいです」。在籍する「灘西レイダース」では自身の剛球を捕れる選手がいないため、主に捕手と外野手を務めている。
今年だけで本塁打は21本。投げても直球のスピードは野球スクールに通ったことで一気にアップした。強肩を生かした守備にも自信を持っており、「走攻守全てを見てほしい。大会ではホームランを打ってみたい」と本番を心待ちにしている。
指揮を執る球団OBの塩崎真監督も「今まで見てきた選手のなかでもトップクラス。覚えることはまだまだたくさんありますが、打つ投げるに関しては小学生の域を超えてます」と絶賛。セレクションには捕手として参加したが、本番は外野手がメインで、マウンドに立つ可能性も探っている。
バファローズジュニアは2007年を最後に優勝から遠ざかっているが、過去にはオリックス・森友哉捕手、ロッテ・藤原恭大外野手、ソフトバンク・前田悠伍投手らプロ野球選手を輩出。先輩たちに勝るとも劣らないポテンシャルを持つ上田は「優勝に貢献できるように自分の力を発揮したい。打者でも投手でも全力を出すだけ」と、頂点を見据えている。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)