【明治安田J1リーグ】浦和レッズ 4-0 川崎フロンターレ(12月6日/埼玉スタジアム2002)【映像】安部裕葵が「完璧…

【明治安田J1リーグ】浦和レッズ 4-0 川崎フロンターレ(12月6日/埼玉スタジアム2002)
長いリハビリ期間から帰って来た男が最高の結果を残した。浦和レッズのFW安部裕葵が復帰2試合目でゴールをお膳立て。Jリーグでは2428日ぶりとなるアシストに、ファンからも感動の声が寄せられた。
浦和は12月6日、明治安田J1リーグ最終節で川崎フロンターレとホームで対戦。勢いよく攻め立て、58分までにリードを3点に広げた。
すると、3ー0で迎えた77分にファンが復活を待ち望む男が結果を残す。74分にMF中島翔哉との交代でピッチに入った安部が、自陣からのカウンターで右サイドの背後に抜け出す。
MF渡邊凌磨から絶好のスルーパスが出ると、右のペナルティーエリア角あたりからダイレクトで逆サイドにグラウンダークロスを折り返した。これが相手GKとDFの間を通過する完璧なラストパスとなり、最後はFWイサーク・キーセ・テリンが左足でゴールに流しこんだ。
得点の直後には、浦和の選手たちが安部を囲んでアシストを祝福する微笑ましい光景が広がった。この場面はSNSでも話題を集め、ファンからは「良い笑顔!」「やっぱり安部裕葵は天才だよ」「安部裕葵のアシストに泣いた」「パスの軌道に痺れた!」「完璧すぎるクロス」「奇跡の復活アシスト」など感動の声が寄せられた。
将来を嘱望されるも怪我に泣く

2017年に鹿島アントラーズに加入した安部は、翌年にJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。2019年には日本代表デビュー、バルセロナB移籍を果たすなど、将来を大いに嘱望された。しかし、2020年に負った右大腿二頭筋腱を断裂する大怪我を負うと、その後も度重なる怪我で満足な出場機会を得られず、2022-2023シーズンに契約満了でバルサBを退団した。
安部は2023年7月に浦和に加入するも怪我やコンディション不良に悩まされ、今年10月18日の試合で4年5ヶ月ぶりに公式戦のピッチに立ち、今シーズン最終節が復帰後2試合目の出場だった。Jリーグのアシストは、2019年4月14日のFC東京戦以来。実に2428日ぶりだった。
浦和はこのまま川崎を4ー0で撃破。シーズンの締めくくりを未来に繋がる大量得点で勝利した。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)