7月「AIG女子オープン(全英女子)」で日本女子6人目のメジャー制覇を遂げた山下美夢有が8日、スポーツニッポンフォーラ…
7月「AIG女子オープン(全英女子)」で日本女子6人目のメジャー制覇を遂げた山下美夢有が8日、スポーツニッポンフォーラム「FOR ALL2025」のグランプリを受賞した。ゴルフ界の受賞は、松山英樹(2013年)、馬場咲希(22年)に続き3人目。
スポーツを通じて社会貢献や地域振興に寄与、または日本を元気づける顕著な働きをした人や団体が選出される。今年のグランプリ賞には、生涯グランドスラムを達成した車いすテニスの小田凱人選手も輝いた。
2020年にプロ転向し、23年に史上最年少の21歳103日で年間女王を戴冠。翌24年も2勝を挙げて、2年連続で女王になった。今年、主戦場を米ツアーに移した。全英に続き、11月の「メイバンク選手権」で米2勝目を挙げた。
最終戦まで年間女王争いを演じたシーズンを、100点満点中「80点」と評価。フロリダ州で行われた最後の2戦は「アニカ driven by ゲインブリッジ」68位、「CMEグループ ツアー選手権」36位で終え、「納得のいく成績ではなかった。上位で戦って終わりたい気持ちもあった。来年もあるのでしっかり今やるべきことをしっかりやって、また来年も優勝を目指して頑張りたい」と目線を上げた。
「なかなか慣れるのに時間は掛かったけど、いつも支えてくださるスポンサー、チームのみんな、どんな時も応援してくれるファンのおかげで2勝できました」
表彰式では家族への思いにも触れ、「現地にはなかなか来られないけど、いつも連絡をくれて私の力になっている。いつも、ありがとう。今年は良い報告ができて良かった」。今年を表す漢字一字には、感謝という意から「感」を選択。オフシーズンに入り、「実家でワンちゃんにも会えて。おいしいご飯も食べて、だいぶリフレッシュできています」と頬を緩めた。(編集部・石井操)