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 12月8日(現地時間7日)、八村塁所属のロサンゼルス・レイカーズが敵地のエクスフィニティ・モバイル・アリーナでフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦に臨み、112-108で競り勝った。

 故郷スロベニアで娘の出産に立ち会うため、2試合連続で欠場していたルカ・ドンチッチが31得点15リバウンド11アシストで“トリプルダブル”を達成、また、八村が17得点6リバウンド1アシスト、ディアンドレ・エイトンが14得点12リバウンド、オースティン・リーブスが11得点5アシストを記録した。

 5日(同4日)のトロント・ラプターズで連続2ケタ得点が途絶えながら、八村の決勝ブザービーターを演出したレブロン・ジェームズは、同点で迎えた第4クォーター残り1分12秒に3ポイントシュートを成功。直後にも得点を挙げると、試合終了間際に相手のターンオーバーを誘発した。フィールドゴール成功率70.6パーセントと高確率でショットを沈め、シーズンハイの29得点。7リバウンド6アシスト1ブロック1スティールとオールラウンドな活躍で勝利に貢献した。

 クリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、レイカーズの3チームで1569試合出場を誇る40歳は、レギュラーシーズン通算勝利数が「1015」に到達。ロバート・パリッシュ氏(元ボストン・セルティックスほか)の記録を抜き、歴代2位に浮上した。

 歴代1位は1074勝のカリーム・アブドゥル・ジャバー氏(レイカーズほか)。キャリア23シーズン目を過ごすレブロンはあと60試合勝利すれば、首位に躍り出ることになる。ただ、レイカーズのレギュラーシーズンは残り59試合。“全勝”で記録に並ぶことになるものの、現実的には2026-27シーズン以降の達成が濃厚だろう。

 なお、現役選手でレブロンに次ぐのは9位のクリス・ポール。今シーズン限りでの現役引退を表明し、3日(同2日)にロサンゼルス・クリッパーズからの解雇が報じられた40歳は855勝を挙げる。

【動画】シクサーズで躍動したレブロン・ジェームズ