今季J1を17位で終えた東京ヴェルディの江尻篤彦強化部長(58)が8日、クラブハウスでシーズン総括会見に臨み、「マイナス…

今季J1を17位で終えた東京ヴェルディの江尻篤彦強化部長(58)が8日、クラブハウスでシーズン総括会見に臨み、「マイナスばかりではなかった」と来季へ向けた収穫を語った。

夏場にDF千田海人、綱島悠斗、翁長聖、FW木村勇大の主力4選手が移籍したこともあり、大幅な戦力ダウンを余儀なくされた。FW山見大登、山田剛綺の負傷による長期離脱も大きく影響し、得点力不足が順位に出た格好だ。

江尻強化部長は「4人に関してはステップアップしていったというところを考えると、また違ったところで成長していくというのはすごくいいこと」と捉えた。

その上で「4人がいなくなってチャンスをつかんだ選手も実際にいますし、(深沢)大輝とか、もう彼はすごい成長してくれたというふうに思っているし、谷口栄斗とも話した時に、やっぱり自分はもっとやらなきゃいけないと責任感が出たってことも言っているし。全部がマイナスではなかった。結果だけ見ると、そこがポイントだと言われればその通りかもしれませんけど、それ以外のメリットもあったのは事実」などと説明した。

来季は半年間のJリーグ百年構想リーグを挟み、26-27年シーズンへと突入する。補強に向けて「お金をかけるところはかけていく。チャレンジが実を結ぶ可能性はゼロじゃないかなと思っている。実際に動いている選手はいます。そこはチャレンジングな仕方をトライしています」と能動的に選手獲得に動いていくことをほのめかした。