兵庫県神戸市出身の女子プロゴルファー古江彩佳にとって、2019年から契約を交わすウェアブランドVIVA HEART(ビ…

ファンイベントに参加した古江彩佳

兵庫県神戸市出身の女子プロゴルファー古江彩佳にとって、2019年から契約を交わすウェアブランドVIVA HEART(ビバハート)との関係は長く深いものだ。展開するグリップインターナショナルは同じ神戸市創業の同郷企業。古江は米国ツアーを主戦場に移したいまも、「小学5、6年ごろから」一貫して地元ブランドを愛用している。

古江が参加する同ブランドのファンイベントは主に兵庫県で催されてきたが、「いつも地元でもいいんですけど、“関東でもやってほしい”というコメントを見た」という古江の希望もあり、今年は初めて東京に“出張”した。都内で7日、ティーチングプロの菅原大地氏と共演でトークショーに登場。関東のファンと交流する貴重な機会で、「私の好きな明るい色が多くて、昔から大好きなブランドです」とお気に入りのポイントを挙げた。

この日は「私の好きなピンクが少し入って可愛いなと思った」というトップスを選択。一方、ゴルフでは「勝負カラー」(古江)としてピンクのほか、蛍光イエローを好んで着用する。各日のカラーは大会開幕前にすべて自分で決めておくそうで、「飛び出したいときは1日目、最終日に向けて頑張りたいときは4日目に(勝負カラーを)持ってくる」傾向にあるという。最近ではブラックで統一する構成も気合の入るコーディネートに加わったそうだ。

ティーチングプロの菅原大地氏(右)と共演

今季の振り返りでは、「去年の自分に比べるとなると、すごく悔しい一年だった」と表情を曇らせる。昨季は「エビアンマスターズ」でメジャー初優勝、平均ストローク「69.99」で日本勢初の1位(ベアトロフィ)に輝くなど、米ツアー3年目でキャリア最高のシーズンを送った。対して今季は、平均ストロークを「70.44」(25位)に落とすなど2シーズンぶりの未勝利に。昨季12回だったトップ10の回数も5回に減少した。

「来年は優勝したいし、トップ10の回数を増やしていきたい」と5年目のシーズンに向けた目標は明確だ。このオフは「いつもより体幹やランニングなど、トレーニングを増やしたい」とプランを掲げ、今季の悔しさを糧にさらなる底上げを図る。(編集部・塚田達也)