女子サッカーなでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨は7日、山梨県鳴沢村の総合スポーツ宿泊施設「富士緑の休暇村・フジビレ…
女子サッカーなでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨は7日、山梨県鳴沢村の総合スポーツ宿泊施設「富士緑の休暇村・フジビレッジ」でファン感謝祭を開いた。選手たちは、参加した約300人のファンと交流し、今季逃した1部昇格を改めて誓った。
ミニゲームや、選手が用意したダンスなどの出し物、移籍や引退でチームを去る7選手のトークショー、全選手によるサイン会などでファンとの交歓を楽しんだ。
来季から監督に昇格することが決まった平山茶久美(さくみ)コーチは「これまで積み上げてきた『感動が駆け抜けるフットボール』を継承し、1部昇格が達成できるよう日々、全身全霊で取り組む」と、ファンの前であいさつした。
兼任していたスポーツダイレクター(強化部長)に来季は専念する田口友久監督は取材に対し、「近く発表される新加入選手の顔ぶれを見てもらえば、(チーム強化への)本気度が伝わると思う。平山監督がリードし、自分がフォローする態勢で、絶対に1部昇格できると思っている」と話した。
チームを去る7選手のうち、中村友香選手と内田朱夏選手はスペランツァ大阪、米沢萌香選手がオルカ鴨川FC、大森みさき選手がレノファ山口FCレディースに移籍してプレーを続ける。引退する3選手は、今後について、大谷琉晏(るあん)選手は「建設関係の仕事に進み、施工管理の資格を取りたい」、浜名花子(かこ)選手が「海の近くに住んで、サッカーと関わっていく」、加藤愛(まな)選手は「(選手が勤務する)富士観光開発に残って営業職を続ける」と話した。(三宅範和)