男子マラソンで自身3度目の日本記録を更新した大迫傑(C)産経新聞社 スペイン・バレンシアマラソンが現地時間12月7日に開…

男子マラソンで自身3度目の日本記録を更新した大迫傑(C)産経新聞社
スペイン・バレンシアマラソンが現地時間12月7日に開催され、34歳の大迫傑が2時間4分55秒の力走で、4位に入った。鈴木健吾が保持していた男子マラソンの日本記録を1秒更新した。
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大迫は前半を1時間2分41秒で通過すると、先頭からは離されながらも力強い走りをキープ。最後までペースを落とさず、ゴールまで駆け抜けてみせた。
大迫にとっては、2018年のシカゴマラソン、20年東京マラソンに続き、自身3度目の日本記録更新。これにより、2028年ロサンゼルス五輪の代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」(27年秋開催予定)の出場権も獲得した。
レース前の自己記録は2時間5分29秒。34歳にして、これを30秒以上も縮めた。大迫は自身のインスタグラムを更新し、チームスタッフと笑顔で肩を組んで、喜びを分かち合う写真を投稿。「たくさんの疑念、不安、迷い。そして気づき、沢山のものを削って。そんな中でたった1秒だけど、僕らにはとんでもなくデカイ1秒だった」と文面に感慨を込めた。
SNS上も大盛り上がりだ。インスタグラムのコメント欄には「おめでとうございます」「これほど日本記録が似合う人はいない」といった祝福とともに、「大迫半端ない!」「大迫傑も半端ないって!」とサッカーの大迫勇也の代名詞に引っ掛けた反応も多数寄せられた。
また、人気デュオ「コブクロ」の小渕健太郎からは「1秒に詰まった汗と涙と情熱を想像するだけで、心から感動します!」の声が。元女子マラソン日本代表で、30年以上の指導歴を誇る山下佐知子さんは、自身のXで「大迫半端無い、って検索したら、傑の方も出て欲しい気分です。大迫君、おめでとう」とユーモアを交え、拍手を送った。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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