サッカー明治安田J2の徳島ヴォルティス(4位)は7日、J1昇格プレーオフ(PO)の準決勝で磐田(5位)とホームで戦った…

 サッカー明治安田J2の徳島ヴォルティス(4位)は7日、J1昇格プレーオフ(PO)の準決勝で磐田(5位)とホームで戦った。1―1で引き分けたが規定により、年間上位の徳島が勝者となって決勝進出を決めた。13日に千葉(3位)と昇格をかけて対戦する。

 徳島は、鳴門市のポカリスエットスタジアムに詰めかけたサポーターの声援を受けて臨んだ。

 前半からボール保持率が高く、シュートも再三放ったが得点に結びつかず、24分には磐田にシュートを決められて先制を許した。

 無得点で折り返した後半も押し気味に進め、37分に柳沢亘選手の右からのボールに、トニー・アンデルソン選手がヘディングで合わせて同点に追いついた。

 試合後、増田功作監督は課題が多かったと振り返り、決勝に向けて「まだ何もつかんでいないので、次の試合に向けて準備したい」と語った。岩尾憲主将は「難しい試合だったが、次に進む目的を達成できてよかった」と話した。

 スタンドで観戦した北島町の会社員(57)は「次は先制して勝ちきってほしい」、兵庫県から姉と観戦に来た会社員の女性(24)は「絶対に負けられないという選手たちの気迫がプレーから伝わってきた。決勝も応援に行きます」と笑顔を見せた。

 PO決勝は、この日の準決勝で大宮(6位)に3点リードされながら4―3で逆転勝ちした千葉と戦う。試合は午後1時5分、千葉市のフクダ電子アリーナで始まる。(鈴木史、吉田博行)