ミズノは7日、ブランドアンバサダーを務める巨人・田中将大投手が直接指導する「マー君ラボ 2025 supported b…

ミズノは7日、ブランドアンバサダーを務める巨人・田中将大投手が直接指導する「マー君ラボ 2025 supported by MIZUNO」を開催。神宮球場室内練習場にて、2時間半ほど中学生投手6人が田中から指導を受けた。

 今回で4回目。これまで同様に田中自らが「意気込みや今回にかける思いなどを見た」と応募選手たちをチェック。「田中将大投手に投球を教わりレベルアップしたい」と思って応募してきたピッチャーたちの熱意を感じた中から6人を決めた。

 本格指導が出来たのは、ブルペン投球のわずか10分間のみ。だからこそ「話しやすいようにしてもらった」と田中自らの希望で今回からマンツーマンの形式で実施。「何かきっかけだったり、持ち帰ってもらえたらと思って指導した」と話した通り、短い時間を無駄にせずに中学生へ本格指導を行った。

 ミズノの計測機器・MA-Qによるデータ計測で数値をチェック。データを見ながらボールの握りを確認する時もあれば、身振り手振りを交えてフォームのアドバイスを送るなど、丁寧に指導するシーンが多く見られた。

 このおかげもあってか、参加選手たちからは「教わったことを実践したら、すぐに良くなった」と自身の変化に驚く選手も。田中からの指導に感謝をしている様子すると同時に「日ごろから考えて投げているからだと思った」と日米通算200勝投手の凄さを、改めて感じていた。

参加者全員との集合写真

田中自身、今シーズンのキャンプで久保 康生コーチからマンツーマンで指導を受けた。フォームを中心に教わり、”魔改造”されていた様子は、当時大きな話題に。それを彷彿とさせたが、田中はその経験も含めて、「いろいろ教えられたらなと思っていたので、自分がやってみて良いなと思ったことを伝えられればと思っていた」と選手たちへ、積極的にアドバイスを送っていたという。

 「現役選手がやることに意味があると思っている」と語り、この時間を重要視する田中。今後の開催は未定になっているが「上手い、下手関係なく、上手くなりたいという向上心を持った選手に、横暴してくれたら嬉しい」とメッセージを送った。

 過去の参加者の中には強豪校のエースや、全国の舞台を経験した選手もいるという。今回参加した選手の中からも同様に活躍する選手、もっといえばプロ入りをする選手が現れるのか。その答えは数年後だが、ミズノと連携して取り組む田中の本格指導の意義は、後輩球児たちのためには、今後も重要なものになるだろう。