12月7日、中京競馬場で行われたG1・チャンピオンズカップ(ダ1800m)は、坂井瑠星騎乗の3番人気、ダブルハートボン…

 12月7日、中京競馬場で行われたG1・チャンピオンズカップ(ダ1800m)は、坂井瑠星騎乗の3番人気、ダブルハートボンドが激戦を制した。際どいハナ差の2着にウィルソンテソーロ、3着に東京ダービーを制したラムジェットが入っている。ラストランのメイショウハリオはあわやの脚色は見せたが4着までだった。また、1番人気に支持されたナルカミは見せ場を作れずまさかの13着敗退。

チャンピオンズカップ、勝利ジョッキーコメント
1着 ダブルハートボンド
坂井瑠星騎手
「牝馬でダートの古馬重賞を勝つことは大変ですが、その中でこうしてG1を勝つことが出来て嬉しく思います。外が思ったより来たなと悩みましたが、この馬のリズムでいつも通り運びました。勝ったなというところから緑のメンコが見えたので、また来たなというところでしたがハナ差凌げて良かったです。デビューも遅かったように丈夫な馬ではないので、ここまで走れるようになったのは支えて下さった皆さんのおかげだと思います。(自身の3連覇については)それだけいい馬を乗せていただいているということだと思います。4連覇、5連覇したいなと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 12月7日、中京11Rで行われた第26回チャンピオンズカップ(3歳上オープン・G1・ダ1800m・1着賞金=1億2000万円)は、坂井瑠星騎乗の3番人気、ダブルハートボンド(牝4・栗東・大久保龍志)が勝利した。ハナ差の2着に2番人気のウィルソンテソーロ(牡6・美浦・高木登)、3着に7番人気のラムジェット(牡4・栗東・佐々木晶三)が入った。勝ちタイムは1:50.2(良)。

 1番人気で戸崎圭太騎乗、ナルカミ(牡3・美浦・田中博康)は、13着敗退。

【みやこS】坂井瑠「非常に強い内容」ダブルハートボンドが重賞初制覇

火花飛び散るゴール前の追い比べ


チャンピオンズカップ・ダブルハートボンドと坂井瑠星騎手

 ダートチャンピオンを決める一戦は、ゴール前で火花が飛び散るような激しい追い比べとなった。内からウィルソンテソーロ、粘り込むダブルハートボンド。2頭が完全に馬体を並べてゴールインした。写真判定の結果は僅かにハナ差で、牝馬のダブルハートボンドに軍配が上がっていた。また、坂井瑠星騎手は2023年、24年のレモンポップに次いで同レース3連覇を達成した。

◇チャンピオンズカップとは
チャンピオンズカップは、かつて「ジャパンカップダート」として行われていたレースが2014年に名称と開催地を変更して誕生した、日本のダート競馬を代表する大一番。舞台は中京競馬場ダート1800m。スタート直後に坂があるタフなコースで、スピードだけでなく最後まで粘り切る力も問われる。1年の締めくくりとしてトップホースが集まり、その年の“最強ダート馬”を決める一戦として高い注目を集めている。

ダブルハートボンド 8戦7勝
(牝4・栗東・大久保龍志)
父:キズナ
母:パーシステントリー
母父:Smoke Glacken
馬主:シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ダブルハートボンド 坂井瑠星
2着 ウィルソンテソーロ 川田将雅
3着 ラムジェット 三浦皇成
4着 メイショウハリオ 武豊
5着 アウトレンジ 松山弘平
6着 ハギノアレグリアス 岩田康誠
7着 テンカジョウ 国分優作
8着 サンライズジパング 池添謙一
9着 セラフィックコール 西村淳也
10着 ペリエール 佐々木大輔
11着 シックスペンス C.ルメール
12着 ペプチドナイル 藤岡佑介
13着 ナルカミ 戸崎圭太
14着 ヘリオス 原優介
15着 ルクソールカフェ F.ジェルー
16着 ウィリアムバローズ 岩田望来