この日は前半だけでハットトリック。上田の勢いが止まらない(C)Getty Images 怒涛のゴールラッシュで勝利をもた…

この日は前半だけでハットトリック。上田の勢いが止まらない(C)Getty Images
怒涛のゴールラッシュで勝利をもたらした。
フェイエノールトの上田綺世がエールディビジ第15節ズウォレ戦で4ゴールをマーク。前半でハットトリックを記録するなど、序盤から立て続けにゴールネットを揺らし、ホームのファンを大いに沸かせた。試合はフェイエノールトが6-1で快勝している。
【動画】上田綺世が圧巻の4得点!圧巻の量産劇にファン・ペルシ監督が思わず苦笑いを浮かべるシーンも
11分、左からのクロスに上田が反応、相手ディフェンスと競り合いながら豪快なダイビングヘッドで押し込み先制。続く20分、今度は相手PA手前で足元にパスを受けた上田がそのまま持ち込み、ドリブルから2点目のゴール。さらに35分にはエリア内で倒されてPKを獲得する。このキッカーはチームメイトに譲ったものの、前半終了が近づく42分には、またも左サイドから送られたクロスボールを上田が頭で合わせると、ボールは放物線を描きゴールマウスへ。これで背番号9はハットトリックを達成。スタジアムは大歓声に包まれた。
4-0とフェイエノールトが大量リードで試合を折り返すと、55分にはコーナーキックのボールに上田が飛び込み、ヘディングシュートでこの日の自身4得点目を決めた。まさに、ストライカーとしての得点力を存分に見せつける、ハイパフォーマンスを披露するゲームとなった。
オランダ国内メディア『1908.nl』も日本人アタッカーの活躍を絶賛している。試合後のゲームレポートでは、「爆発的な活躍を見せたアヤセ・ウエダは4ゴールを決め、エールディビジ15試合で早くも18ゴールを記録している」などと報じた。
さらに、「この試合は、ウエダの独壇場となった」と称える同メディアは、ハットトリックとなる3点目の得点について、「この日のベストゴール」と評しており、「ハイス・スマルの見事なクロスがウエダにぴたりと合い、後ろに下がりながら放ったヘディングが美しくクロスバーの内側に決まった」と描写している。
また、1試合4ゴールがクラブ史上、「2011年のジョルジニオ・ワイナルダム以来」と説明。同メディアは、「この4得点によりウエダはクラブ史に名を刻むことになった」などと綴っている。
今季18得点の上田はリーグランキングでトップ独走状態だ。鋭い得点感覚を今後もさらに磨き、今シーズンの中でどれだけ得点数を伸ばしていくのか、期待は高まるばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】森保ジャパンを襲う「勝てば勝つほど不安」の呪い 繰り返す歴史に終止符が打たれる、決定的な理由
【関連記事】W杯でオランダと同組も「何かを恐れる必要はない」 森保ジャパンを米放送局が激賞したワケ「ファン・ダイクは無敵ではない」
【関連記事】「100試合で勝率は約70%」森保監督の評価が海外で爆上がり 米老舗誌も絶賛する“現代日本代表の完成度”とは