米球界で一大フィーバーを巻き起こす投球を披露した山本(C)Getty Images「今回は間違ったことを言ったよ。いいツ…

米球界で一大フィーバーを巻き起こす投球を披露した山本(C)Getty Images
「今回は間違ったことを言ったよ。いいツイートじゃなかった」
今秋、米球界で元MLB戦士の“SNS投稿”が掘り起こされた。それはかつてアストロズなどでプレーしたジョシュ・レディック氏が2023年12月にX上に投じたものだった。
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当時のMLBではオリックスからポスティングシステムを行使した山本由伸がドジャースと12年総額3億2500万ドル(約495億円=当時のレート)で契約。いまだメジャー未登板の日本人右腕に与えられた「投手史上最高額」の値札には懐疑論が渦巻いていた。
かくいうレディック氏も山本に疑問を投げかけた一人だった。歯に衣着せぬ発言で人気を博してきた元スターは、自身のXに「なぜMLBで1球すらも投げてない男に3億2500万ドルなんて大金を払うんだ?」と投稿。球界に疑問を投げかけていた。
しかし、周知の通り、山本に対する世間の評価は一変した。とりわけ2025年シーズンは声価がより高まった印象がある。1年を通して先発ローテーションを守り抜いた27歳は、ポストシーズンでも快投に次ぐ快投を披露。連覇が懸かったワールドシリーズでは、第6戦で先発した翌日の第7戦で9回からリリーフ登板する獅子奮迅の活躍でドジャースの勝利に貢献。見事にMVPにも輝いた。
いまや「3億2500万ドルも安すぎるぐらいだ」という声すら飛んでいる山本。彼の大活躍を受けてレディック氏のX投稿は蒸し返され、一部の野球ファンから「馬鹿げた投稿だ。ヤマは本物だよ」としっぺ返しを受ける対象となった。
そんなレディック氏の現在の胸中はいかほどか。現地時間12月5日に米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』にゲスト出演した名手は「俺は間違ったことを言ったんだ」と釈明。そして、「ただ、俺は、明日にでも、別の誰かが同じ金額でサインをしても同じことを言うと思う」と自らの考えを明らかにした。
「謝罪はしない。たぶん。でも、今回は間違ったことを言ったよ。いいツイートじゃなかった。そう……俺は間違ってたんだ。彼は明らかに、とてつもなく大きな才能を持った投手だ。レギュラーシーズンでも、ポストシーズンでも、彼に何ができるかは証明された。だから俺は彼に脱帽する。明らかに良い投手だと認めるよ」
「あの契約に価値があったのか?」と問われ、口にした持論
さらに番組ホストを務める元MLB捕手のエリック・クラッツ氏から「結局、あの契約に価値があったのか?」と問われ、レディック氏は「ヤマモトは素晴らしい。最高の投手だ」と反応。そして、かつて自らが断じた山本の価値を再び分析した。
「正直、まだ微妙なところはあると思う。なぜなら彼が結んだのは超長期契約だ。この1年の成果がヤマモトの持っている全てなのかは誰にも分からない。だから様子を見守るしかない。ただ、俺は、仮に3年後に彼のパフォーマンスが今の75%ぐらいに落ちたとしても、『価値があった』と言えると思う。
少なくとも、ドジャースの人間ならこの1年の貢献だけでも、投資の意味があったと考えるんじゃないか。彼らはお金の心配なんかする必要がないからね。とにかく勝つ方法を見つけるだけ。彼の投球をしっかりと管理しながら今のパフォーマンスを維持させたら、この契約も割安になるよ」
自信のあったであろう見解を改めたレディック氏。その分析は興味深い内容だった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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