7日、侍ジャパン大学代表候補選手の強化合宿を終えた。 23年のドラフト指名漏れだった仁田 陽翔(仙台育英-立正大)が6日…

7日、侍ジャパン大学代表候補選手の強化合宿を終えた。

 23年のドラフト指名漏れだった仁田 陽翔(仙台育英-立正大)が6日の実戦形式の打撃練習で好投を見せた。

 午後の部では一番手で登板した仁田は打者4人に対して内野ゴロ2つ、内野フライ1つ、与四球1という結果だった。高校時代はやや制球が不安定であまり試合が作れる投手ではなかったが、この秋の東都二部リーグでは4試合に先発し、防御率2.63の力投で一部昇格の原動力となった。

 合宿でも安定した投球を披露。ストライクで勝負できるようになり、最速147キロを3球計測し、平均球速142.9キロをマークした。ハードな曲がりを見せるスライダーの切れ味も抜群で、着実な成長が感じられる。

 代表監督を務める鈴木 英之監督(関西国際大)からも「登板した左投手の中では最も良い」と高評価だった。一歩ずつ階段を登る快速左腕はこの貴重な経験を成長の糧にする。