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 12月6日、ブレックスアリーナ宇都宮で「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON」B1第12節が行われ、宇都宮ブレックスが秋田ノーザンハピネッツと対戦。試合終盤までどちらに転ぶか分からない接戦となったが、ホームの宇都宮が意地を見せ、最終スコア84-78で勝利を飾った。

 6日の試合を終えて15勝4敗を記録し、東地区の首位を走っている宇都宮。記者会見には8月に左足首を手術し、この日に復帰を飾ったガードの小川敦也が記者会見に出席し、約4カ月間にわたる治療を振り返った。会見の様子は、クラブの公式Youtubeでも伝えられている。

 今シーズンの初出場について感想を尋ねられた小川は、「手術をしてくれた先生、病院でのリハビリやトレーニングをサポートしてくれた方々、ブレックスのメディカルチームなど、たくさんの方々に支えてもらいました」と、感謝の言葉を続ける。

 小川は昨年の12月に足の違和感に気付き、その後は慢性的な痛みを抱えながらプレーを継続。しかし、今後のキャリアや日本代表としての可能性を優先し、オフシーズンでの手術を決断した。

 復帰戦は10分4秒と限られたプレータイムのなか、得点こそ記録できなかったものの、4リバウンド2アシストと要所で活躍を披露。本人も納得のいくプレーではなかったと話しつつ、「自分はドライブが持ち味なので、それが(復帰戦で)できたのは良かったです。攻めてミスをしても、センターの方がプットバックに入ってくれるので、迷わずにアタックできる要因だと思います」と、プレーを振り返った。

 数カ月の治療を経て、本人の望む舞台に舞い戻ってきた小川。「ここから、チームのためにバスケをすること、昨シーズンのようにプレーができることをうれしく思っています。プレーできたことは良かった一方、今日は何もできなかったので、ここから高められるようにしていきたいです」と、今後について意気込んだ。

【動画】復帰戦後の記者会見に出席した小川