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 12月6日、「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON」B1リーグ戦第12節が開催。三遠ネオフェニックスはホームで島根スサノオマジックと対戦し、試合終盤まで大接戦を演じるも、92-93で惜しくも黒星となった。

 この日、三遠の佐々木隆成が先発で今シーズン初出場を飾り、15分10秒のプレータイムで7得点3リバウンド7アシストとマルチな活躍を披露。昨シーズンのプレーオフで負った「左アキレス腱断裂」の治療が完了し、依然と変わらないオールラウンドな活躍でチームをけん引した。

 クラブの公式サイトには、試合後の記者会見に姿を見せた佐々木のコメントが掲載。「ケガをしてから約7カ月が経って、再びブースターの皆さんの前でプレーできる喜びを感じましたし、気持ちも高まりました」とコメント。黒星に悔しさはにじませつつ、「支えていただいた方々にプレーで恩返ししていきたい」と心境を明かした。

 治療中は客観的な立場からチームの状況を把握し、自分が成長するための要素を模索し続けていたという佐々木。「そのような姿が冷静に見えたかもしれませんが、実際はすごく熱い気持ちでチームを見ていました」と、この半年間を振り返っている。

 また、数多くのファンからの応援メッセージが治療の励みにもなったとコメント。「『自分はこれだけ多くの方に見てもらえているんだ』と認識できる時間でもありました。これまでも支えていただいている方々の存在はわかっていましたが、ケガをしたことでより感じることができました」。

 受けた恩に報いるため、佐々木は「プレーで示すことだと思っています」と力強い言葉を残し、「勝負なので勝ち負けは約束できませんが、会場や配信を通して自分のプレーを見てくれた方に勇気を与えられるような選手になっていきたいです」と今後について意気込んだ。

【動画】果敢なドライブでチームを勢いづけた佐々木!