格闘技イベント『UFC323』が6日(日本時間7日)、米国・ラスベガスのT-モバイルアリーナにて開催。総合格闘家でUFC…

格闘技イベント『UFC323』が6日(日本時間7日)、米国・ラスベガスのT-モバイルアリーナにて開催。総合格闘家でUFCフライ級5位の平良達郎は同級2位の元王者ブランドン・モレノ(メキシコ)と対戦し、2ラウンドTKO勝ちを収めた。

サブメインで行われたフライ級タイトルマッチでは、王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)が負傷により王座陥落。まさかのアクシデントに、観戦していた平良は顔を手で覆い、実況席の堀口恭司は口数少なく「仕方ない」と繰り返した。

◆【随時更新中/動画あり】UFC323「平良達郎 vs. ブランドン・モレノ」リアルタイム速報・途中結果・試合結果・戦績・配信情報etc

■新王者は平良達郎戦に「レッツゴー」

絶対王者パントージャに5年ぶりの黒星がついた。

第1ラウンド、開始早々カーフやパンチを繰り出しながら前進したパントージャ。右のハイキックを繰り出すと、足をキャッチされて左腕を下につき転倒した。パントージャは、パウンドしようとしたヴァンに「もう無理だ」と手でジェスチャーし、試合は30秒もせずに終了。5年間負けなしの王者が不運な形で王座陥落となった。

負傷したパントージャは腕を抱えたまま、悔しそうに宙を仰いだ。実況席の堀口らも唖然。「折れちゃった」「ぐにゃりと左腕が……」「嘘だろ」などの声が上がる中、堀口は「これはもう仕方ない。怪我なので」と繰り返しコメントした。

まさかの形で王者に輝いたヴァンは試合後のマイクで感謝を口にし、平良との防衛戦にも「レッツゴー」と即答。「目の前にいる相手とは誰とでも戦うよ」と試合に前向きな姿勢を示した。これには平良も笑顔で万歳ポーズ。喜びを全身で表した。

マイクを聞いた堀口は「自分もタイトルとりに行きたいなというのが常にある。俺も並びたい」とタイトルへの想いを語った。

◆平良達郎、モレノ戦勝利も“レフェリーストップ”が物議を醸す「判定に異議を唱えた」 平良も見解「タイミングに驚きはない」

◆パントージャの怪我の現状は? 関係者の“発表”に解説者は反論「全く意味が分からない」 米メディアも見解示す

◆堀口恭司、平良達郎、神龍誠ら日本選手・RIZIN勢は現在何位? 【最新世界フライ級ランキング】