◇国内男子◇日本シリーズJTカップ 最終日(7日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)◇晴れ(観衆382…

金子駆大が初めての賞金王に輝いた

◇国内男子◇日本シリーズJTカップ 最終日(7日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)◇晴れ(観衆3823人)

金子駆大が初の賞金王を獲得した。6位で迎えた最終日に5位だった蝉川泰果と最終組の1組前でプレー。金子と蝉川は通算5アンダーで最終18番(パー3)に入り、ホールインワンとはならなかった。1組前の金谷拓実が先に通算7アンダーでホールアウトしていたために金子のタイトルが確定した。

金子は「残り3ホールくらいで行けるかなと思った。終わってからは“よかった。やっと終わった…”と思った。ここから海外に行ける。スタートラインに立てたかなと思います。コーチ陣、トレーナーさん、いろんな方のサポートがありました。それもあって結果につながったと思います」と振り返った。

金子はプロ5年目の23歳。愛知県出身でゴルフを3歳から始め、2016年「日本ジュニア(12~14歳の部)」で2位。ルネサンス豊田高3年だった20年の日本プロゴルフ協会公認プロテストに合格。21年に最終QTに進み、23年に賞金ランキング54位で初シードを獲得した。

24年に賞金ランク14位と躍進して迎えた今季、5月「関西オープン」でツアー初優勝、3週前の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で2勝目を挙げ、賞金ランク1位で今大会に突入。ランク3位の蝉川、同4位の大岩龍一が逆転するには最低でも優勝が条件になっていた。