7日、侍ジャパン大学代表候補選手の強化合宿最終日はシートノック、フリー打撃が行われ、フリー打撃の合間に50メートル走が行…
7日、侍ジャパン大学代表候補選手の強化合宿最終日はシートノック、フリー打撃が行われ、フリー打撃の合間に50メートル走が行われた。
この日、トップとなったのは岡田 啓吾(前橋育英-明治大)。5秒69を計測した。光電管による計測では歴代最速となった。
鈴木代表監督(関西国際大)は「今年は想定以上に足が速い」と高評価し、岡田自身も「まさか自分がこんなに速いとは…今日はちょっと体が重かったので、そんなに出ないかなと思いました」と驚きを隠せなかった。手動による計測では5秒7、もしくは5秒8ぐらいだという。
元から足には自信があり、小学校の時に走り方を矯正し、現在に至っている。
岡田といえば、堅守巧打のセカンド。この秋のリーグ戦では打率.389を記録し、今回の合宿でも2安打を放ち、アピールにも成功した。秋は1盗塁のみで、周囲からも「足キャラ」とも思われていない。
わずか1盗塁なのは戦略的に岡田に盗塁のサインが出ていないこと。そして岡田自身、あまり盗塁が得意ではない事情がある。それでも飛びぬけたタイムが出た以上、一芸が秀でた俊足選手として売りにできるだろう。岡田は「来季、足でもプレッシャーをかけられる選手になりたい」と意気込む。
今のバットコントロール、軽快な二塁守備に加え、今回の合宿で明らかとなった驚異的な脚力を生かし、盗塁数が大幅増となればドラフト候補としてかなり高い評価を受ける存在になるかもしれない。