シーハンは防御率2.82、奪三振率10.92とブレイク 投球内容も抜群 仰天トレード案が浮上した。ワールドシリーズ連覇を…

シーハンは防御率2.82、奪三振率10.92とブレイク 投球内容も抜群

 仰天トレード案が浮上した。ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースはこのオフ、外野の補強が優先事項の一つとされている。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」によると、レッドソックスの球宴外野手、ジャレン・デュランとの取引は双方にとってメリットがあると分析した。

 米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」や米放送局「FOXスポーツ」に寄稿歴のあるジェイソン・フレイ記者は「ドジャースが先発投手との交換でジャレン・デュラン獲得に動くかもしれない」として記事を寄稿した。レッドソックスは外野の層が飽和状態の一方で先発投手の人材不足とあり、トレード価値の高いデュランの放出可能性もあるという。

 そんななかで、同メディアの野球アカウント「B/R Walk-Off」公式X(旧ツイッター)はデュランとエメ・シーハン投手のトレード案を提案した。2024年にオールスターMVPに輝き、2年連続で三塁打トップを誇る俊足好打の29歳デュラン。一方で25歳のシーハンは実質今季が1年目。15登板(12先発)で6勝3敗、防御率2.82、奪三振率10.92と投球内容に光るものがある。

 フレイ記者は「デュランと先発投手シーハンの1対1のトレードの可能性は一部の人を驚かせるかも」と指摘する。そしてレッドソックスからすれば、「迷うことのない取引」だという。シーハンは今後4シーズン保有可能な上、今季の投球において奪三振率、空振り率、ボール球スイング率は球界上位10%に入るなど、高い伸びしろも備えている。

 もちろん、ドジャースにとってもデュラン獲得はメリットがある。残り2年保有でき、全盛期をしっかりカバーできる。そして、チームの外野に欠けるスピードと平均以上の守備力を兼ね備えている。同記者は「南カリフォルニア出身という“地元選手”であるという付加価値もある」と言及する。

 ただ、ドジャースは先発陣が豊富とはいえ、シーハンほどの若さがないことも事実。またファーム組織に目を移すと、チームのトップ・プロスペクト上位4人が外野とあり、流動性という点ではマイナスもある。果たしてこのオフ、来季の勝利を目指すチームはどんな動きをしていくのだろうか。(Full-Count編集部)