サッカーJ1清水エスパルスは6日、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で、今季昇格したファジアーノ岡山と今季最終戦を戦…

 サッカーJ1清水エスパルスは6日、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で、今季昇格したファジアーノ岡山と今季最終戦を戦い、1―2で敗れた。通算成績は11勝11分け16敗となり、14位となった。試合後には今季限りで退団する秋葉忠宏監督や元日本代表の乾貴士選手らがあいさつし、スタンドには別れを惜しむ横断幕が掲げられた。

 この日の入場者は1万8346人。満員の観客席から熱い声援が送られた。後半、岡山に2点を先行される苦しい展開のなか、終了間際にFW高橋利樹選手が1点を返したが、秋葉監督に最後の勝利を贈ることはかなわなかった。

 試合後、秋葉監督は会見で「こういう時に勝たせられなかったというのがすべて」と述べた。さらに「勝ちを引き出せなかったのは監督の責任。もっと努力して力をつけてやらなければ、チームも選手も勝たすことができないんだなと思った」と振り返った。

 乾選手はセレモニーで「何度か、今季限りの引退も考えた」と明かしたうえで、「もっともっと頑張りたい」と語った。スタンドからは「乾君ありがとう」と声が上がった。(戸村登)