現地12月6日、プレミアリーグの15節が行われ、リーズ・ユナイテッドとリバプールの一戦は3-3の引き分け。サッカー日本…

 現地12月6日、プレミアリーグの15節が行われ、リーズ・ユナイテッドとリバプールの一戦は3-3の引き分け。サッカー日本代表MF田中碧が後半アディショナルタイムに劇的同点ゴールを奪った。

 ミッドウィークに行われた前節から中2日で行われたリーズの本拠地エランド・ロードでの一戦。前節チェルシー戦で豪快なプレミア初ゴールを決めた田中はベンチスタート。前半を0-0で終えたが、後半立ち上がりの連続失点で0-2となり、後半20分から田中はピッチに立った。

 FWウィルフリード・ニョント、MFブレンデン・アーロンソンとともに3枚替えの1人としてピッチに入ると、そこから一気に試合の流れが変わる。リーズが後半の28分と同30分の連続ゴールで瞬く間に2-2の同点に追いついた。しかし、後半35分にリバプールのドミニク・ソボスライに勝ち越しゴールを奪われ、再びリードを許す展開となった。

「殊勲者ソボスライ」で試合は終わると思われたが、田中の得点でスタジアムは興奮のるつぼと化す。後半アディショナルタイム6分、左コーナーキックからゴール前に入ったボールが後方に流れると、後方にいた田中がバウンドしたボールを左足で叩き付ける豪快なボレーシュートでゴールに突き刺した。

 劇的な同点ゴールに本拠地エランド・ロードは大熱狂。田中はゴール裏を通り過ぎると、コーナーフラッグ手前から美しい膝スラを決め、両手を広げワオンガムポーズを披露した。

■「シュートも上手いがやはり膝スラが上手すぎる」

 前節のチェルシー戦に続く価値あるゴールに対して、SNS上にも「やっぱりこの男は持ってる」「ワオンガム凄すぎる!しかも決めた相手がリヴァプールとチェルシーって」「シュートも上手いがやはり膝スラが上手すぎる」「膝すらワオンガムも磨きがかかってる 愛されてる!大好きだ!!!」「あまりにもヒーローすぎる」など熱狂のコメントが次々と寄せられた。

 昨季のチャンピオンシップ(イングランド2部)優勝の立役者となった田中だが、今季はスタメンから外れる試合も多かった。しかし、12月に入ってから「ビッグ6」を相手にインパクト大の活躍。カタールワールドカップのスペイン戦でも劇的ゴールを決めた男は、やはり持っている。プレミアリーグの強度に順応しながら、勝負強さにも磨きがかかっている。

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