ロバーツ監督がサラリーキャップ導入に求めた条件 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、近年導入を訴える声が増えているサラリ…
ロバーツ監督がサラリーキャップ導入に求めた条件
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、近年導入を訴える声が増えているサラリーキャップ制度に「私は構わない」と賛成の立場を示した。一方で採用となった場合、“ある条件”を提案。打ち出した条件に米メディアが賛辞を送った。
「ドジャース・ネーション」は4日(日本時間5日)、米スポーツ番組でロバーツ監督が語ったサラリーキャップ導入への見解を公式X(旧ツイッター)で投稿。ロバーツ監督は「私は(サラリーキャップ導入をして)構わない。NBAは、選手とオーナーの収益分配を上手くやっていると思う」と、導入に異論はないことを明かした。
ただ、MLBからの分配金を選手補強に投資せず、利益優先で運用する球団が出ないように「トップ層の支出を抑えるなら、ボトムフィーダー(総年俸が著しく低い球団)のチームにちゃんとお金を使わせるように、(年俸の)最低ラインを引き上げなきゃいけない」とし、導入する際にはサラリーフロアを定めるべきとの“条件”も付けた。
ロバーツ監督が打ち出したビジョンに司会のケビン・ハート氏は「よくぞ言ってくれた」と共感。キーナン・トンプソン氏「その通り」と賛成し拍手を送った。
2年連続でワールドシリーズを制したドジャースは豊富な資金力を武器に、大谷翔平投手や山本由伸投手など有力選手を獲得。選手やスタッフに投資を重ねることでチームを強化し、常勝軍団の礎を築いてきただけに、米識者もロバーツ監督の発言に大いに納得したようだ。(Full-Count編集部)