6日、東京都高校野球連盟が開いた指導者講習会で日大三の三木 有造監督と関東第一の米澤 貴光監督が今夏甲子園の戦いを振り返…
6日、東京都高校野球連盟が開いた指導者講習会で日大三の三木 有造監督と関東第一の米澤 貴光監督が今夏甲子園の戦いを振り返った。
選手権では準々決勝で15年ぶりに東西東京対決が実現。タクトを振るった両指揮官が試合映像を見ながら、采配の意図などについて説明した。
中でも注目されたのが両チーム無得点のまま迎えた4回の攻撃だ。1死一、三塁のチャンスで5番の嶌田 大翔外野手(3年)に変え、豊泉 悠斗外野手(3年)を代打に送った。すると5球目の変化球を見事にレフト前に弾き返して、貴重な先制打をとなった。
豊泉は西東京都大会でも出場はなく、この試合が夏初出場。それでも三木監督は代打起用に迷いはなかった。
「彼は毎日打撃練習をみていても、初球のスイングから必ず芯でとらえる選手でした。嶌田はタイミングが合っていなかったので、(豊泉に)2回の裏からバットを振らせていました。『やることやってダメだったらしょうがない』と伝えて打席に送りました」
"神采配"で勢いに乗った日大三はさらに2点を追加。その後は点の取り合いとなったが、5対3で勝利している。