サッカーJ1・サンフレッチェ広島の今季リーグ最終戦が6日、エディオンピースウイング広島であった。湘南ベルマーレに2―1…
サッカーJ1・サンフレッチェ広島の今季リーグ最終戦が6日、エディオンピースウイング広島であった。湘南ベルマーレに2―1で逆転勝ちし、4位でシーズンを終えた。
試合は0―0で迎えた後半33分にオウンゴールで先制されたものの、終盤に反撃した。41分にFWジェルマン選手がMF菅大輝選手のCKを頭でたたきつけて同点にすると、4分後にFW木下康介選手がPKを決めて決勝点を奪った。
今年限りでの退任が発表されているミヒャエル・スキッベ監督にとっては、4年間過ごした広島で戦う最後のJリーグでの試合だった。
ドイツ出身の指揮官に対してサポーターが試合前に「さよならは言わないよ。4年間、ありがとう」と書いた横断幕を掲げて始まった一戦。選手たちは粘り強く戦い、サポーター、監督に白星を届けた。
2021年にリーグ11位だったチームはスキッベ監督が就任した22年以降、3、3、2、4位と常に優勝争いをし、ルヴァン杯は今年の優勝などで2度頂点に立った。
スキッベ監督は「サポーターはいつもチームを勇気づけてくれた。みんなと一緒に楽しむことができた」と感謝した。同監督が指揮を執る最後の試合は10日のACLエリートの上海申花戦。「最後に勝って、いい形で次に引き継ぎたい」と話した。(上山浩也)