サッカーJ1のファジアーノ岡山は6日、アウェーで清水エスパルスと今季最終戦を戦い、2―1で11戦ぶりに勝った。通算成績…
サッカーJ1のファジアーノ岡山は6日、アウェーで清水エスパルスと今季最終戦を戦い、2―1で11戦ぶりに勝った。通算成績を12勝9分け17敗とし、13位に上がってJ1初年度を締めくくった。
岡山市では、NHK岡山放送局でパブリック・ビューイング(PV)があり、サポーター約200人が大型モニターを通して声援を送った。
参加者は「あなたにとってファジアーノとは?」と書かれたボードをもらい、「生きがい」「元気の源」「岡山の誇り」などと記入。モニターの両脇に貼り出された。
倉敷市の女性は「生活のすべて」と書いた。「週末に試合があると思うから、1週間仕事を頑張れた。あっという間でとても幸せな1年でした」
試合は後半18分、FWルカオのゴールで先制。31分にはFW江坂がボレーシュートを決め、8月23日以来の白星を挙げた。
ファジアーノで2020年までプレーし、PVで解説を務めた椋原健太さんは「開幕前はどうなるか不安だったが、あきらめずに戦うベースをしっかりやってくれた。今から来年が楽しみ」と話した。
来年のJ1は2~6月にJ2降格がない「特別大会」が開催される。地域リーグとプレーオフの2ラウンドで構成され、試合はPK戦で完全決着させる。リーグ戦は8月開幕に移行する。(大野宏)