今季は66登板で防御率3.08…FIP4点台と内容は悪かった ブルージェイズは6日(日本時間7日)、元中日のジャリエル・…

今季は66登板で防御率3.08…FIP4点台と内容は悪かった

 ブルージェイズは6日(日本時間7日)、元中日のジャリエル・ロドリゲス投手をメジャー出場前提の40人枠から外すDFA(事実上の戦力外)とした。その後、ウエーバーにかけられたが引き取り手はなく、アウトライトして3A降格に。残り最大3年1700万ドル(約26億4000万円)の契約が足枷になった可能性が高い。

 キューバ出身のロドリゲスは2020年から中日でプレーし、2022年には56試合に登板して防御率1.15、39ホールドで最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。しかし、2023年のWBCにキューバ代表として出場後は来日せず、メジャーとの契約を目指して亡命。同年はプレーせず、オフに中日から自由契約となった。

 その後、ブルージェイズと5年3200万ドル(約50億円)の大型契約を結んだ。メジャー1年目の2024年は21先発で86回2/3を投げて1勝8敗、防御率4.47と振るわず。今季はロングリリーフをこなす中継ぎとして66試合に投げ、3勝2敗2セーブ、防御率3.08をマークした。

 一方で2年連続で与四球率は4以上と制球に課題を残し、投手の実力を反映されるとされる「FIP」も通算4.37にとどまった。ポストシーズンではロースターから外れ、32年ぶりにワールドシリーズに進んだブルージェイズで蚊帳の外となっていた。

 ロドリゲスの契約は2028年が600万ドル(約9億3000万円)の選手オプションか、1000万ドル(約15億5000万円)の球団オプションとなっている。来季以降で少なくとも3年1700万ドル(約26億4000万円)の契約が残る。今回のDFAに伴い他球団はロドリゲスを獲得するチャンスがあったが、契約の重さも影響してかそのまま通過し、マイナー降格となった。(Full-Count編集部)