J1浦和レッズを今季限りで退団するDFマリウス・ホイブラーテンの惜別のスピーチに称賛の声が上がっている。 12月6日、…
J1浦和レッズを今季限りで退団するDFマリウス・ホイブラーテンの惜別のスピーチに称賛の声が上がっている。
12月6日、浦和は本拠地・埼玉スタジアムでのJ1リーグ第38節・川崎フロンターレ戦に臨み、4−0の大勝を収めた。この日が浦和でのラストマッチとなったホイブラーテンはセンターバックとしてスタメン出場して勝利に貢献。後半37分に交代でピッチを去る際には、チームメイトたちと抱き合い、その姿をスタンドの4万7878人のファン・サポーターがスタンディングオーベーションで称えた。
その試合後、ホイブラーテンがマイクの前に立ち、お別れのスピーチ。「とうとう、このときが来てしまいました」と語り始めた。
「選手たち、コーチたち、そして皆さんと、素晴らしい3年間をともにしました。特に自分のハイライトであるACL(AFCチャンピオンズリーグ)の決勝、あの勝ったときの瞬間はもちろん、チームメートたち、スタッフ・クラブのみんな、特にファン・サポーターの皆さんとあの瞬間を分かち合えたことは、一生の思い出になります」
ここで大きな拍手が沸き起こる。そして続けた。
「特にファン・サポーターの皆さん。僕はこの浦和レッズでの3年間で、アジアでの最高の思い出を、皆さんのおかげでつくりあげることができました。選手としてここに来て、去るときは僕もサポーターです」
■「マリウス、カッコ良すぎ。 3年間ありがとう」
最後は日本語で「最後にもう一度、ありがとうございます」と話して頭を下げたホイブラーテン。この惜別スピーチ、特に「選手としてここに来て、サポーターとして去る」との言葉に「泣いちゃうよマリウス。ありがとう」とファンは涙した。
さらにSNS上には「マリウス、カッコ良すぎ。 3年間ありがとう」「そういうとこがだいすきぃ」「染みました」「いつでも帰ってこいよ!」「忘れないからぁ〜!!」「何から何までイケメンすぎるな、プレーはあんなに泥臭いのに。浦和のために頑張ってくれてありがとう、今後のキャリアに幸あれ」などの声が寄せられた。
契約満了によって退団するホイブラーテンは、ノルウェー出身の現在30歳。来夏のワールドカップ出場を目指しての欧州復帰や国内他クラブへの移籍など、現時点ではさまざまな可能性を残しているが、濃密な3年間を過ごした浦和との絆は、永遠のようだ。