東京都高校野球連盟は6日、海城にて指導者向けの研修会を開催した。　都内の高校野球部に所属する指導者が一堂に会した研修会は…

東京都高校野球連盟は6日、海城にて指導者向けの研修会を開催した。

　都内の高校野球部に所属する指導者が一堂に会した研修会は、前半では来春から導入されるDH制度に関する説明を行った。投手の負担軽減や、選手の機会創出など、同制度が導入された目的に触れ、投手、野手で同時に出場することができる｢大谷ルール｣についても詳しく説明があった。

　また後半では今夏の選手権に出場した日大三の三木 有造監督と関東第一の米澤 貴光監督が登壇。甲子園では実に15年ぶりとなった東西東京対決の映像を見ながら、当時の状況や心境を語った。試合は日大三が5対3の接戦を制して準決勝進出。特に2点を追いかける8回、二死満塁から代打策を打った米沢監督は、「ベンチ全員を使い切るつもりだった。9回の守備は考えずに、投手に代打を出して追い付きたかった」と当時を回想。そのピンチを抑え、勝利に貢献したエース右腕・近藤 優樹投手（3年）を三木監督は「ピンチになればなるほど力を発揮してくれる選手でした。長打が出ていると逆転の場面でしたけど、近藤なら抑えてくれると信じていました」とたたえていた。