2026年ワールドカップ(W杯)の抽選会が行われ、組み合わせが決まった。日刊スポーツではサッカー担当の石川秀和記者が各組…

2026年ワールドカップ(W杯)の抽選会が行われ、組み合わせが決まった。日刊スポーツではサッカー担当の石川秀和記者が各組の本命◎、対抗〇、穴ガーナ

△パナマ

【L組展望】

FIFAランキング4位イングランドと同10位クロアチアの突破が有力。ただ、才能あふれる選手が多いガーナも本来の力を発揮できれば2位以内の可能性がある。2度目の出場のパナマは同30位で、ガーナの72位を上回るが、厳しい戦いが予想される。

◆イングランド(8大会連続17度目)

世界ランク:4位

予選成績:欧州K組1位 8勝0分け0敗 22得点0失点

前回大会:8強

最高成績:優勝(66年)

FWケーンを中心に欧州予選は8戦全勝で22得点、無失点と圧倒的だった。ドイツ人トゥヘル監督は「サッカーの母国」で史上3人目の外国出身指揮官。「外国籍監督のW杯優勝なし」のジンクスを破れるか。

◆クロアチア(4大会連続7度目)

世界ランク:10位

予選成績:欧州L組1位 7勝0分け1敗 26得点4失点

前回大会:3位

最高成績:準優勝(18年)

18年大会準優勝、前回22年大会3位。中盤では40歳のMFモドリッチが変わらぬ存在感を放つ。GKリバコビッチ、FWペリシッチも健在で、3大会連続の指揮となるダリッチ監督の下、チームの戦いも成熟。

◆パナマ(2大会ぶり2度目)

世界ランク:30位

予選成績:北中米カリブ海A組1位 3勝3分け0敗 9得点4失点

前回大会:不出場

最高成績:1次L(18年)

23年ゴールド杯、24年ネーションズリーグと北中米カリブ海の公式大会で準優勝し、FIFAランク上昇。20年就任クリスティアンセン監督は同11月に日本と対戦。当時メンバーのMFカラスキジャは今も主力。

◆ガーナ(2大会連続5度目)

世界ランク:72位

予選成績:アフリカI組 1位 8勝1分け1敗 23得点6失点

前回大会:1次L

最高成績:1次L(22年)

出場国で最も若い平均年齢24・7歳だった前回カタール大会メンバーが順調に成長し、クドゥス、セメンヨらは今季、プレミアリーグで躍動する。FIFAランキングは72位だが、その陣容は世界トップクラス。