「このタイミングで?」悪女レスラーがレジェンドの引退ロードに泥を塗る「屈辱の“ローブロー”攻撃」でサプライズ復活。予想…

 「このタイミングで?」悪女レスラーがレジェンドの引退ロードに泥を塗る「屈辱の“ローブロー”攻撃」でサプライズ復活。予想外の登場劇と完璧すぎる“オマージュ”に、ファンは「伝説が汚された」「いや小褒美だろ?」と意見が真っ二つに分かれた。

【画像】「あの衝撃シーン」を完全再現…小悪魔美女の鬼気迫る“表情”

 WWEのメガイベント「サヴァイヴァー・シリーズ」で行われた、王者ジョン・シーナ対ドミニク・ミステリオのインターコンチネンタル王座戦で、誰もが予想していなかった衝撃的な光景が起きた。ドミニクのアシストに“ジャッジメント・デイ”のメンバーが次々と動員されていくなか、6か月の肩負傷で欠場していたリヴ・モーガンが、まさかの電撃復帰。今年前半のWWEに衝撃を与えた「シーナのヒールターン事件」を完全になぞる卑怯極まりない行為の連発で、勝利に貢献した。

 試合はシーナのペース。途中、想定の範囲と言えるラケル・ロドリゲス&ロクサーヌ・ペレスの介入、さらにはフィン・ベイラー&JDマクドナと“ジャッジメント・デイ”の面々が次々と加勢するも、レジェンドは次々と跳ね除ける。しかし、長期欠場中で見る影もなかったはずの“リヴ・モーガン”のテーマ曲が鳴り響くと、会場は一気に大盛り上がりとなった。

 リヴは、最初は留守中によろしくやっていたドミニクに張り手一閃。続いてシーナに抱きつく“裏切り行為”を見せつける。これにはシーナも困り顔だが、抱きつく背後で得意の「悪巧みの変顔」を発動し、ド直球のローブローをシーナに炸裂。さらにドミニクが619を決め、リヴがICベルトで殴打、最後はフロッグスプラッシュで仕留めて王座を取り戻した。

 最後は2人が抱き合いキスを交わし、観客のブーイングが会場を揺らした。シーナの引退カウントダウン残り2週間での屈辱シーンには賛否両論が噴出。「引退ロードが汚された」「最後のPPVをこんな形で終わらせた」と怒りを隠せないファンがいる一方で、「地球上で一番運がいい男」「これに怒ってる奴はバカ」「アイコニックすぎて怒れない」と、悪女の帰還に複雑な心境を吐露する声も多い。

 あるファンの「シナがコーディにしたことの報いだろ(笑)」という声は、3月の「イリミネーション・チェンバー」でコーディー・ローデスを裏切り、「レッスルマニア」で再び統一王座を腰に巻いた一連のヒールターンへの因果応報だという見方だ。リヴが見せた邪悪な“変顔”、ローブロー、ベルト殴打のすべてが、今年前半にヒール化したシーナが自ら行った行為の“詰め合わせ再現”となったわけである。

 シーナの最終戦は12月13日(日本時間14日)の「サタデーナイツ・メインイベント」に決定している。今回はとんだ屈辱のターンとなったが、史上最高“GOAT”の名のとおり、最後は有終の美を飾れるか注目が集まっている。

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