卓球の「ITTF混合団体ワールドカップ(W杯)2025」は6日、第2ステージ第5戦が中国・成都で行われ、日本は今大会の優…

卓球の「ITTF混合団体ワールドカップ(W杯)2025」は6日、第2ステージ第5戦が中国・成都で行われ、日本は今大会の優勝候補・中国との大一番に臨み、ゲームカウント5-8で敗戦。開幕からの連勝は7でストップし、今大会8試合目にして初黒星を喫した。

大会公式サイトは、この頂上決戦を振り返りながら、中国の奮闘を称賛している。

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■男子で形勢逆転も競り勝つ

ここまで無傷の7連勝を誇っていた日本に立ちはだかったのは、優勝候補筆頭の中国。第2ステージの首位攻防戦となった注目の一戦で、中国は混合ダブルスに王楚欽と孫穎莎の最強ペアを起用。戸上隼輔(井村屋グループ)・張本美和(木下グループ)ペアを相手にストレート勝ちを収め、勢いに乗った。

続く女子シングルスでは、世界ランキング2位で“日本人キラー”として知られる王曼昱が、伊藤美誠(スターツ)に1-2で競り勝ち、さらにリードを広げた。

流れが変わりかけたのは男子の戦い。シングルスでは18歳の松島輝空(木下グループ)が、世界7位の梁靖崑に2-1で勝利し、男子ダブルスでは戸上と篠塚大登(愛工大)のペアが、王楚欽・林詩棟組に接戦を制した。しかし、最終マッチとなった女子ダブルスでは、張本美・大藤沙月(ミキハウス)組が、王曼昱・蒯曼ペアに敗れ、日本はゲームカウント5-8で今大会初の黒星を喫することとなった。

大会公式サイトは「中国がついに日本の無敗記録に終止符を打ち、“決勝戦の予告”とも呼べる厳しい試合を8-5で制した」と報道。とりわけ王楚欽・孫穎莎組については、「中国にとって夢のようなスタートをもたらした」と評し、女子シングルスで伊藤に勝利した王曼昱には「ミマ・イトウに対し、18度目の国際舞台での勝利を挙げた」と高く評価している。

なお、この日中対決は、今大会の決勝カードとなる可能性が残っており、“第1ラウンド”を制した中国に対し、日本がリベンジを果たす機会が訪れるのか。今後の両国の戦いぶりにも注目が集まる。

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