来年2026年春のセンバツ21世紀枠選考に向け、9地区ごとの推薦校が12日に発表される。運命の日を前に、各地区ごとにこの…

来年2026年春のセンバツ21世紀枠選考に向け、9地区ごとの推薦校が12日に発表される。運命の日を前に、各地区ごとにこの秋の大会を振り返り、選考予想に触れてみたい。今回は北信越地区。

<北信越各県の推薦校と秋季大会成績>
長野=★諏訪清陵(県4強)
新潟=★六日町(県8強)
富山=高岡第一(県準V・北信越8強)
石川=★小松商(県8強)
福井=★若狭(県準V・北信越初戦)
(★は公立校)

 公立校であることと、成績を加味すれば、若狭が第1候補に挙げられる。福井大会の福井工大福井との準決勝で、終盤に追いつく粘りで延長戦に持ち込みサヨナラ勝ちした。決勝は敦賀気比に大差をつけられて敗れたが、打線は2ケタ安打をマーク。大会を通じてチーム打率は4割近くを誇り、28年ぶりに北信越大会出場を果たした。地域の野球普及活動にも力を入れていることも評価されている。

 高岡第一も県で準優勝し、北信越大会では1勝を挙げて8強入りしたが、21世紀枠という趣旨を考慮するとやや不利か。その他、進学校でもある諏訪清陵は公立勢最高の4強入りをマーク。六日町は新潟明訓を破る快進撃で、今年は春夏秋すべて8強入り。豪雪地帯のハンディも乗り越えて、安定した実力をつけていることが評価されている。この公立2校が対抗となりそうだ。

 21世紀枠2校は来年1月30日のセンバツ選考委員会で発表される。