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 12月6日、SAGAアリーナで「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」B1第12節が行われ、佐賀バルーナーズがアルバルク東京と対戦した。

 代表活動による中断明け初戦となったこの試合、佐賀は阿部諒が積極的に攻め込み、第1クォーターで3ポイント1本を含む7得点を挙げる活躍を見せた。20−19とわずかに先行したものの、一進一退の攻防が続いた。第2クォーターも互いにリードを奪い合う接戦となり、前半は35−35の同点で折り返した。

 第3クォーターに入ると、タナー・グローヴスやデイビッド・ダジンスキーのシュートで先制した佐賀に対し、アルバルク東京は重要な場面でターンオーバーを重ね、徐々に引き離される展開に。終盤にはフリーとなった金丸晃輔が3ポイントを沈め、46−37と2桁差をつけた。

 最終クォーターも攻撃の勢いを保った佐賀は、ジョシュ・ハレルソン、阿部、グローヴスが次々と得点を重ね、主導権を譲らなかった。この10分間で31−17と突き放した佐賀が、最終スコア91−64で快勝。2023−24シーズンの初対戦以来、一度もアルバルク東京に勝利できなかった佐賀が、5度目の対決でついに初勝利を手にした。

 個人スタッツでは、阿部がゲームハイとなる17得点を記録。角田太輝が13得点11リバウンドでダブルダブルを達成した。また、ハレルソンが11得点、グローヴスとチェイス・フィラーが10得点をマークし、計5選手が2桁得点を記録した。一方のアルバルク東京は、ザック・バランスキーの10得点のみが2桁に到達。この試合でBリーグデビューを飾ったフランク・カミンスキーは、13分43秒の出場時間で3ポイント2本を含む8得点を挙げた。

■試合結果

佐賀バルーナーズ 91-64 アルバルク東京

佐 賀|20|15|31|25|=91

A東京|19|16|17|12|=64

【動画】ゲームハイの17得点をマークした佐賀の阿部諒