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 12月6日(現地時間5日、日付は以下同)、ヒューストン・ロケッツはホームでフェニックス・サンズと対戦。117-98で下し、ロケッツは今シーズンの戦績を15勝5敗(勝率75.0パーセント、6日終了時点)と好調を維持した。

 昨シーズンまで所属していたサンズとの“古巣対決”に先発出場したケビン・デュラントは、この試合約32分の出場で28得点4リバウンド8アシスト3スティール1ブロックをマークした。また、デュラントはこの試合でキャリア通算3万1000得点を達成するという偉業を成し遂げた。

 NBAの歴史上、キャリア通算3万1000得点に到達したのはデュラントが8人目となる。現役選手はレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)のみであり、他にはウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズ他)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズ他)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズ他)、カール・マローン(元ユタ・ジャズ他)、コービー・ブライアント(元レイカーズ)、ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)といったレジェンドの名前が並ぶ。

 デュラントは第1クォーター残り約6分、自身の代名詞ともいえるミドルレンジのジャンプショットでこの記録に到達した。ロケッツのイーメイ・ウドカHC(ヘッドコーチ)は試合後、デュラントの偉業について次のように賛辞を送っている。

「(3万1000得点の達成について)それほどの長い期間プレーを続けていること、しかもこれほどの高いレベルでパフォーマンスしていることが、ただただ素晴らしい」

 ロケッツは昨シーズン、ウェスタン・カンファレンス2位でレギュラーシーズンを終えたものの、プレーオフでは第1ラウンドでゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れ姿を消した。昨シーズンの雪辱を晴らすべくオフに大型補強に取り組んだ結果、デュラントの獲得に成功し今シーズンは優勝候補の一角をなす存在となっている。

 デュラントは今シーズン18試合に出場し、平均35.5分のプレータイムで平均25.2得点5.0リバウンド3.9アシスト1.1スティールを記録。フィールドゴール成功率は50.2パーセント、3ポイント成功率は38.6パーセントをマークし、37歳を迎えても尚トップクラスのスタッツを残している。ウェスタン・カンファレンスには未だ22勝1敗(同時点)のオクラホマシティ・サンダーという強豪が君臨するが、大きなマイルストーンを達成したデュラントは今後ロケッツをどこまで牽引することができるか。

 ロケッツは次戦、7日に敵地でダラス・マーベリックスと対戦する。