2025年の国内女子ツアー年間女王に輝いた佐久間朱莉が6日、東京都内で行われたアパレル契約を交わすジャックバニーのファン…

ファンイベントに参加した佐久間朱莉。新女王のオフは仕事でいっぱい

2025年の国内女子ツアー年間女王に輝いた佐久間朱莉が6日、東京都内で行われたアパレル契約を交わすジャックバニーのファンイベントに登場した。

今週からオフシーズンに入った佐久間の元には多くのイベント参加や取材依頼が殺到中で、この日が超多忙なオフの仕事始めとなる。「年々来てくださるファンの方も、私の名前を知ってくださる方も増えているのでうれしい」と立場の変化を改めて実感する一日となった。

佐久間は来週14日(日)に行われる3ツアー対抗戦「3ツアーズ」で着用予定という特注の赤色ウェアで登場。会場に集まったファンを前に女王戴冠を報告し、サイン会や写真撮影会などの交流を楽しんだ。来週11日、23歳の誕生日を前にケーキと花束が贈呈されるサプライズもあり、「ケーキも可愛い!」と笑顔でいっぱいだった。

プロ5年目での大ブレーク。4月「KKT杯バンテリンレディス」で遂げた初優勝から一気にアクセルを踏み込み、6月までに3勝を重ねてポイントレースを引っ張った。圧巻だったのは10月「マスターズGCレディース」。後続に11打差をつける通算25アンダー、4日間大会ではツアー最多差ストロークに並ぶ記録的な勝利は、今季の強さを象徴するシーンのひとつになった。

11月の最終戦「リコーカップ」を終えて宮崎から帰郷した翌日の12月2日(火)に、ジュニア時代から師事する男子プロの尾崎将司の邸宅へ赴いた。2018年春に尾崎が主宰する『ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー』に入門してから、8年目で届けることができた最高の報告。「一言目に“よく頑張ったな”って言ってくださって。なかなかジャンボさんに褒められないので、すごくうれしかった」と思わず表情が緩む。

イベントやスポンサー関連の仕事は年末で一区切り。来年1月初めの宮古島合宿から本格始動し、1月末には恒例のアリゾナ合宿に向けて渡米する。同じ番手で距離やスピン量を打ち分けるコントロールショットなど「課題は山積み」と貪欲に話す新女王。尾崎にも「まずは国内メジャーで勝ちたいとお伝えした」と示した来季の目標に向けて、仕事もゴルフも全力で多忙のオフシーズンを駆け抜ける。(編集部・塚田達也)