来年6月に開幕する「W杯北中米大会」の組み合わせ抽選会が5日(日本時間6日)、米ワシントンのジョン・F・ケネディ・センタ…

来年6月に開幕する「W杯北中米大会」の組み合わせ抽選会が5日(日本時間6日)、米ワシントンのジョン・F・ケネディ・センターで行われた。日本はF組に入り、オランダ、チュニジア、欧州プレーオフB組の勝者(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアのいずれか)と対戦することになった。

抽選会の結果を受けて、米スポーツメディア『The Athletic』は、記者座談会を開催。ダークホースとして日本を推す声があがった。

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■酷暑の大会を乗り切れるスタイル

『The Athletic』は5人の記者が各組を分析し、様々なテーマで討論を行った。その中で「今大会のダークホースは?」という設問も登場し、マイケル・コックス記者が日本を指名した。

その理由として、同記者は「彼らには“真のスーパースター”と呼べる選手はいないが、明確なプレースタイルがあり、層の厚い選手層と柔軟な采配を振るう監督(森保一)を擁している」と解説。

その上で「ボール支配を重視するサッカーであり、さらに選手をローテーションしながら戦っていく傾向は、今度の大会ではフィジカル的な要素が強く求められることを考えると、適していると言えるかもしれない」とし、酷暑や長距離移動による疲労をクリアできる状態にあると指摘した。

■コロンビアやセネガルも候補

「直近2大会のW杯では、どちらもラウンド16でベルギー、クロアチアに“不運な形”で敗れたが、今回こそ彼らがついに準々決勝に進む大会になると思う」と力強く言い切った。

そのほかのダークホース候補としては、コロンビア、エクアドル、セネガルなどの名前が挙がった。

あくまで「優勝」を目標に掲げる森保ジャパン。世界を驚かせる快進撃を見せ、ダークホースから本命に躍り出ることをファンは期待している。

<グループリーグ組み合わせ>

■グループA:メキシコ、南アフリカ、韓国、欧州プレーオフ枠(チェコ、アイルランド、デンマーク、北マケドニアのいずれか) ■グループB:カナダ、カタール、スイス、欧州プレーオフ枠(ウェールズ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、イタリア、北アイルランドのいずれか) ■グループC:ブラジル、モロッコ、ハイチ、スコットランド ■グループD:米国、パラグアイ、豪州、欧州プレーオフ枠(スロバキア、コソボ、トルコ、ルーマニアのいずれか) ■グループE:ドイツ、キュラソー、コートジボワール、エクアドル ■グループF:オランダ、日本、チュニジア、欧州プレーオフ枠(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア) ■グループG:ベルギー、エジプト、イラン、ニュージーランド ■グループH:スペイン、カーボベルデ、サウジアラビア、ウルグアイ ■グループI :フランス、ノルウェー、セネガル、大陸間プレーオフ枠(ボリビア、スリナム、イラクのいずれか) ■グループJ:アルゼンチン、アルジェリア、オーストリア、ヨルダン ■グループK:ポルトガル、ウズベキスタン、コロンビア、大陸間プレーオフ枠(ニューカレドニア、ジャマイカ、コンゴ民主共和国のいずれか) ■グループL:イングランド、クロアチア、ガーナ、パナマ

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