【WRC世界ラリー選手権】第14戦 ラリー・サウジアラビア(11月26日〜29日)【映像】2車連続で“迷子”の珍事 WR…
【WRC世界ラリー選手権】第14戦 ラリー・サウジアラビア(11月26日〜29日)
WRC(世界ラリー選手権)の今季最終戦でセバスチャン・オジエと激しいタイトル争いを繰り広げていたエルフィン・エバンス(トヨタ)が、砂漠の難コースで“迷子”になるハプニングが話題となっている。
注目のシーンは、競技2日目(デイ2)のSS4で起きた。エバンスの駆るGRヤリス・ラリー1は、緩やかな左コーナーを難なく抜けていくように見えたが、その先には行き止まりを示すロープが張られていた。エバンスは即座にリバースギアに入れ、右側にあった“本当のコース”へと復帰したが、結果的に約50秒をタイムロスするあまりに痛恨のシーンとなってしまった。
現場はY字路のように道が分かれているが、ABEMAの中継で実況を務めた菱沼州斗アナウンサーも「わかりにくいんですよ、このコースは」と思わず声をあげた通り、一目で正規ルートを見分けるのが難しいポイントだった。視聴者からも「これはわかりづらい」「これ何人も間違えてたね」「間違えるよね」といった同情のコメントが数多く寄せられた。
実はこの魔のポイントで、エバンスだけでなくマールティンシュ・セスクス(Mスポーツ・フォード)も全く同じミスコースを喫している。WRC公式X(旧Twitter)では「同じ場所、同じ瞬間に2人の異なるドライバーが」と題し、両者が吸い込まれるように間違ったルートへ進む比較動画を投稿。初開催・初コースのラリーを象徴する珍事として、世界中のファンの注目を集めることとなった。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』)