2025年高校野球の公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を、都道府県別に振り返って…
2025年高校野球の公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を、都道府県別に振り返ってみたい。
山口県は高川学園が今年の「顔」だった。夏の山口大会を制し、4年ぶりの夏甲子園に出場した。春季大会では初戦で南陽工と対戦して敗戦。その悔しさを胸に迎えた夏に、決勝でその南陽工にリベンジを果たしての聖地切符だった。
秋季大会では高川学園が中国大会準優勝を果たし、多々良学園として出場した1984年以来、42年ぶり2度目となる来春センバツ出場を確実にした。県大会では3位決定戦でも敗れて4位となったが、4校出場の地元開催で中国大会に出場。そこから這い上がっての決勝進出だった。準決勝では同じ山口勢で県優勝の下関国際を倒してみせた。
国民スポーツ大会(旧国体)では、仙台育英(宮城)を破るなど準優勝。プロ野球ドラフト会議では、高川学園OBの立石 正広内野手(創価大出身)が3球団競合の末に阪神にドラフト1位で入団。秋の話題をさらった。
古豪・宇部商が春も夏も4強入りして、夏甲子園準優勝経験校が存在感をアピールした。元プロレスラー長州力の母校でもある桜ケ丘も健闘。春は宇部鴻城などを下して8強、秋は高川学園を破るなど準優勝を果たした。来年度のさらなる活躍に期待がかかる。