【SVリーグ】NECレッドロケッツ川崎 3ー2 埼玉上尾メディックス(11月29日・女子第8節)【映像】“個性派ヘア”の…
【SVリーグ】NECレッドロケッツ川崎 3ー2 埼玉上尾メディックス(11月29日・女子第8節)
女子バレーで、“個性派ヘア”のリベロが予測不可能な形でチームに得点をもたらした。相手コートの無人スペースに落とす“妙技”に本人も大喜び。コートを駆けまわって喜びを爆発させるなど、素晴らしい“好珍”プレーとなった。
大同生命SVリーグ女子の第8節、埼玉上尾メディックスはリーグ首位を走るNECレッドロケッツ川崎と敵地で対戦。試合終盤に奇想天外のポイントが生まれた。
第5セット8―9と、埼玉上尾が1点を追いかけてサーブから攻撃を始めた。相手とのラリーが続いた後、相手のエース、シルビア・チネロ・ヌワカロールの強烈なスパイクが炸裂した。その時、ストレートに打ち込まれたボールに反応したのがリベロ・岩澤実育だった。
岩澤はアンダーハンドではなく、なんと手の平を相手に向ける“掌底打ち”のような形でボールを弾き返したのだ。しかもそのボールは相手コート後方、前がかりになって無人となったスペースに着地し、埼玉上尾は終盤の重要な局面で同点に追いつくことに成功した。
すると、岩澤は飛び上がって喜び、両手をバンザイのように挙げてコートを走り回りながら嬉しさ爆発といった様子。もともと、独特な髪色で話題を集め、ムードメーカーとしても感情を前面に出す選手ではありつつ、いつも以上に自らの“好珍”プレーに歓喜していた。
このシーンは、レシーブであるため岩澤に得点がつくことはないものの、れっきとしたチームの得点に。実は、岩澤は今季開幕戦でも同様に相手の意表を突くようなレシーブを相手コートに落としてポイントにつなげたこともあるなど、意外性を見せている。
日本代表にも名を連ねる岩澤は、8月に行われたバレーボール女子世界選手権2025でも本職がリベロながらリリーフサーバーとして途中出場して好プレーを連発。今季、埼玉上尾でもどちらでも出場して、チームに欠かせない選手として存在感を示している。
なお、この試合は最後、NEC川崎に2―3で競り負けたものの、翌日のGAME2では逆に3―2のフルセットで勝利を収め、岩澤はリリーフサーバーとして貢献してみせた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)