カーリングのミラノ・コルティナ冬季五輪出場を懸けた最終予選は5日(日本時間6日)、カナダ西部のケロウナで開幕する。 8…
カーリングのミラノ・コルティナ冬季五輪出場を懸けた最終予選は5日(日本時間6日)、カナダ西部のケロウナで開幕する。
8大会連続出場をめざす日本女子代表は、フォルティウス。「チームの状態はとても良い。緊張感も味わいながら、みんなで支え合って頑張りたい」とは、スキップを務める吉村紗也香だ。
9月、五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレを含む三つどもえの代表決定戦を制し、最終予選への挑戦権をつかんだ。北海道・常呂高時代から一線で戦う吉村にとっては、今回が5度目の五輪挑戦。初出場へ「必ずオリンピアンになって帰ってくる」。
国別世界ランキング5位の日本女子は、今大会の出場国では最上位。ノルウェー(7位)や、今年3月の世界選手権で敗れた米国(10位)、トルコ(12位)などと枠を争うことになりそうだ。
前日練習で氷の状態を確かめた吉村は、「少し重ためのアイスだったが、本番は曲がりも滑りも変わってくると思う。いよいよ始まるなとワクワクしている」。
世界ランキング10位の日本男子は、2大会ぶり3度目の出場をSC軽井沢クラブに託す。銅メダルを獲得した10月のパンコンチネンタル選手権では今回出場する中国(同9位)、韓国(同12位)を接戦で退けており、勢いに乗る。6日(日本時間7日)の初戦で強豪の米国(6位)とぶつかることになり、スキップ・山口剛史は「初戦から大きな山がある。焦らずいつも通りのリズムで迎えたい」とした。
五輪出場枠は男女4人制、混合ダブルスとも「10」。昨年と今年の世界選手権で獲得したポイントの上位7カ国と、開催国イタリアの計8カ国がすでに出場を決めている。
今年の世界選手権で女子のフォルティウスは4勝8敗の9位で予選敗退。男子のSC軽井沢クとともに出場枠を得られず、最終予選に回った。
男女4人制の最終予選にはポイント枠での出場を逃したうちの上位5カ国など計8チームが出場し、残る2枠を争う。総当たりの1次リーグ上位3チームがプレーオフ(PO)に進出。POは1位と2位が対戦し、勝者が出場枠を獲得。敗者と3位が最後の1枠を懸けて戦う。
小穴桃里・青木豪組が出場する混合ダブルスは、13日(日本時間14日)に初戦がある。16チームで2枠を争う。(ケロウナ=清水優志)