◇国内女子◇クォリファイングトーナメント(QT)ファイナルステージ 最終日(5日)◇宍戸ヒルズCC東コース◇6418yd…

◇国内女子◇クォリファイングトーナメント(QT)ファイナルステージ 最終日(5日)◇宍戸ヒルズCC東コース◇6418yd(パー72)
ベテランの笠りつ子は1オーバー63位から出た最終日、4バーディ、1ボギーの「69」で回った。通算2アンダーで並んだ4人のうち、最終日のスコアは最もよく、カウントバックでQTランキング38位。今季実績で見れば、来季前半戦14試合のうち開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」などを除く10試合に出場できた。そんな微妙なランクに「もう十分です」と笑みを浮かべた。
昨年はシード争い最終戦の「大王製紙エリエールレディス」をメルセデスランキング(MR)55位で終え、シードは逃したが前半戦出場権をギリギリ確保した。今季はMR56位。前半戦出場権にわずか1.90pt、あと1試合でも予選通過していれば…という差に泣いた。しかし、精神的には「エリエールは(MR)60位ぐらいで迎えたから、むしろ思ったより良かったなって。もう全力を出し切ったので『しょうがない』って」と思える状態だったという。
予選会に出るのは実に16年ぶりだった。「最初の一日は水が飲めなかったけど、それ以外は特にプレーに支障は全然なかった。4日間アンダーパーで回ろうと思ったけど最初の2日間はイーブン、3日目に1オーバーときて。やっときょうスコアが出てくれた」という。
プロ20年目の今年11月に38歳になった。オフに予定するハワイ合宿を取りやめることも考えた。「やれるところまでやろうと思っているけど、でも、いつかは終わる。55位、56位と同じような順位で、もうそろそろ考えなきゃいけないとは思う時もある」。引き際を考えながらも、全力でゴルフと向き合っていく。(茨城県笠間市/石井操)