八村は“師匠”に託されたラストショットを見事に沈めた(C)Getty Images 劇的な幕切れだ。 現地時間12月4日…

八村は“師匠”に託されたラストショットを見事に沈めた(C)Getty Images

 劇的な幕切れだ。

 現地時間12月4日、NBAレイカーズの八村塁は、敵地スコシアバンク・アリーナで行われたラプターズ戦に先発出場。キャリア初の決勝ブザービーター3ポイントを決めるなど、34分57秒のプレータイムで12得点、3リバウンド、1スティールを記録し、123-120のチーム勝利に貢献した。

【動画】レブロンのラストパスから八村塁が3P!勝利を決めた劇的ブザービーターを見る

 反響を集めているのは、120-120の同点で迎えた試合終了間際のプレーだ。ここでレブロン・ジェームズが完璧なパスを供給すると、左コーナーで待っていた八村が冷静に3ポイントシュート。そのままボールがリングに吸い込まれ、同時に試合終了を告げるブザーが鳴り響いた。

 試合後、土壇場の判断を振り返っているレブロンは、「正しい方法でプレーしただけだ」と言及。現地放送局『Spectrum SportsNet』が取材映像を公開しており、冷静沈着な“キング”は、「常に正しいプレーをする。自分のやり方だ。そう教わり、キャリアの中でそうしてきた。迷いはない」と語っている。

 また、この試合でレブロンは8得点に終わり、2007年1月から続いていた連続2桁得点記録が「1297」でストップ。「記録ストップに対する何か感情はないのか?」との質問に対しては、「何もない。勝ったんだから」と笑みを浮かべながら答え、揺るぎない勝利へのこだわりを強調していた。

 偉大な記録より勝利を優先するレブロンと、スーパースターからの期待にしっかりと応えた八村。その見事な連携は、流石としか言いようがない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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