元ド軍のレディック氏が称えた活躍「グレートな投手」 ドジャースOBが山本由伸投手に対する“指摘”が間違っていたことを認め…
元ド軍のレディック氏が称えた活躍「グレートな投手」
ドジャースOBが山本由伸投手に対する“指摘”が間違っていたことを認めた。アストロズなどでもプレーしたジョシュ・レディック氏はかつて、「MLBで1球も投げていない男になぜ3億2500万ドル(約504億円)も払うのか?」と由伸獲得に疑問を呈し、メディアやファンから猛反論を受けていたが、出演した番組で「私は間違っていたよ」と、過去の発言が的を得ていなかったことを認めた。
米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」は4日(日本時間5日)、公式X(旧ツイッター)でレディック氏との対談動画を公開。司会者から山本への発言について問われたレディック氏は「この件に関しては、私は間違っていたよ。その時にもっていた意見が間違えだったということだ。彼はとてつもない才能をもった投手なので、敬礼するよ。とてもいい選手。ドジャースファン、私は間違っていたよ」と、山本が秘めたポテンシャルが、自らの見通しを上回っていたことを認めた。
過去の発言について間違いは認めるも「謝罪するかと言われたら、多分しない」と“謝罪”する意向はないことを明かした。ただ、ドジャース入団以降、先発の柱として投手陣をけん引する山本に「グレートな投手。あのスプリットは恐ろしいから、彼と対戦しなくてよかったよ。ファンタスティックなワールドシリーズ(の活躍だった)。私の意見は間違っていたけど、彼の活躍は見ていて楽しかった」と賛辞の言葉を並べた。
同番組で改めて山本が結んだ12年総額3億2500万ドル契約の妥当性について問われると「資金力のあるドジャースで、後払いもできるなら、勝利のために(大金でも山本に)費やすべきだ。3年後でも今の3/4くらいの実力を発揮していれば100%(契約を結んだことに)価値があると言えるだろう」と、契約に賛同する意向を示した。
続けて「もし私がドジャース(フロント)だったら、この1年間で元をとったと思う。お金の心配はないし、勝ちを欲しているからね。休養を与えつつ、ポストシーズンの時のような起用ができればいいね。彼は闘争心がある選手だと、すでに証明している。この調子を続けることが出来ればお買い得な契約を結んだことになる」と、山本への504億円投資は“正しかった”ことを認めた。
レディック氏が自身のXで指摘していた契約への疑問は、山本が活躍するたびにファンから痛烈な反論を受け、一時はアカウントに鍵をかけるまでになった。山本はワールドシリーズで3勝を挙げMVPに輝くなど、圧倒的な“結果”で契約が間違っていなかったことを証明した形となった。(Full-Count編集部)