第26回チャンピオンズC(7日/GI、中京ダ1800m)には、JDクラシック勝ちのナルカミ、武蔵野S勝ちのルクソールカフェ、みやこSを制した牝馬のダブルハートボンドなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬などをピックアップ。ここでは「ウィルソンテソーロ」を取り上げる。
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■ウィルソンテソーロ
2走前のGI南部杯ではダートの1600メートルを1分34秒3の時計で大楽勝。貧弱な馬体に芯が通らなかったことで出世こそ遅れていたものの、もともと非凡な能力を秘めていた本馬。6歳となった今もスピード面に衰えのないことを示したが、こと調教での動きに関してであれば、暗雲が立ち込めてきている。
昔から調教駆けするタイプで、かつては外めを回っていながらも5F63秒台の猛時計を叩き出せてしまえたほどの脚力自慢。しかしそれが今、動かなくなってきているのだ。
【調教動画】2025年 チャンピオンズカップ
なにより驚くのは1週前のWコースはアッサリと2歳未勝利馬に遅れてしまったことだろう。今まで本格的なガチンコの併せ馬で遅れたことなど一度すらなかった馬が、2歳未勝利に遅れてしまったうえに、遅れ方もあまりよくなかった。追走して一旦は並びかけたが、本来ならば、そこから地力を見せつけてこそのGI馬。しかし、逆に置き去りにされてしまったのだ。これに目をつぶることはできない。
最終追いもモタモタしてしまい、なんとか併入するのが精一杯。どうも、自らが加減して走っている印象が拭えない。この淡泊さが目立ってきたのは気がかりだ。2年連続好走馬も過信禁物。
総合評価「B」
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