今季は打率.247、25本塁打、89打点も拙守に課題 米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組内で、ドジャースの来季構想…
今季は打率.247、25本塁打、89打点も拙守に課題
米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組内で、ドジャースの来季構想について議論が交わされ、一部メディアがトレード説を報じたテオスカー・ヘルナンデス外野手の去就に注目が集まった。今季も25本塁打を放った打棒は評価されつつも、守備に難があるにも関わらずDHでは使えないチーム事情がある。一方で番組では、放出が打線の構成に影響を及ぼす可能性も指摘された。
番組で司会者が「トレード話でテオスカー・ヘルナンデスの名前が挙がってきました。彼は(シーズン)30本打てる力があり、打点もたくさん稼ぐことができます。でも今シーズンは守備で苦しんだことで、大きな議論を呼びました。ドジャースが放出する可能性はありますか?」と問いかけた。これに対しアナリストは「基本的に彼はDHの選手です。ドジャースにはショウヘイ・オオタニがいますから、問題が生じてしまうのです」と、課題がある守備について懸念した。
アナリストはさらに「ヘルナンデスを放出したい気持ちは理解できます」とした上で、放出によって「カイル・タッカーの獲得に動くことができるかもしれません」と可能性に言及。その一方で「放出した場合、左打者に偏った打線になります」とも指摘。大谷翔平投手やフレディ・フリーマン内野手など左投手を苦手としない左打者は多いものの、放出すれば強打の右打者が手薄になるという問題点を挙げた。
一方で守備については「悪いので改善すべき」と断じた。それでも「彼は大事な場面で打っています。2024年のポストシーズンでは、注目が彼に最大限の注目が集まった時、どういう選手になれるか証明しました」と、勝負強さについては評価した。また、「彼は間違いなく(シーズン)30本塁打、100打点をマークできる選手です」とし、貴重な戦力であることを強調した。
33歳のT.ヘルナンデスは今季、打率.247、25本塁打、89打点、OPS.738をマーク。WARはシルバースラッガー賞を獲得した昨年の3.4から0.6に落ちた。昨オフに3年6600万ドル(約102億3500万円)の契約を結んでいる。(Full-Count編集部)