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 FIBA(国際バスケットボール連盟)の男子「FIBA World Ranking Men, presented by Nike」は、新方式による初回更新を迎えた。世界各国で順位の変動が見られ、国際バスケ界の新たな力関係が垣間見えている。


世界トップ10は盤石、トルコが11位に浮上


 世界のトップ10はほぼ盤石の顔ぶれで、1位は変わらずアメリカ代表がキープした。2位はドイツ代表がつけ、欧州勢の底力が光る形となる。3位にセルビア代表、4位にフランス代表、5位にカナダ代表といったこれまでの常連国が上位を占めた。

 10位以下では、11位にトルコ代表が浮上。Window1で連勝を飾ったことでランキングをひとつ押し上げ、ラトビア代表をかわす形となった。ラトビアは1勝1敗で順位を落とし、欧州勢の競争の厳しさを浮き彫りにした。

 今回のランキング更新は、新しい算出方法に基づくもので、単発の勝利だけでなく、地域別の重みや過去の成績も考慮され、地力と継続力が評価される方式に刷新された。これにより、上位国だけでなく、中堅〜下位国もランキングを大きく動かす可能性が出てきた。

日本は世界22位を維持、アジアのライバルたちも着実に順位を伸ばす


 アジア地域に目を向けると、日本代表は前回から順位の変動なく世界22位を堅持し、オーストラリアに次ぐアジア2位の座を守った。しかし、アジア全体ではライバルたちが着実に順位を伸ばし、その差を詰めている。特に、レバノン代表が前回から2ランクアップの28位、フィリピン代表が1ランクアップの36位と順位を上げており、アジアの競争も激化していることが分かる。

 主要なアジアのライバルたちのランキングは以下の通り。

■FIBAランキング(12月4日発表)アジア地区

1位 オーストラリア 6位 変動なし

2位 日本🇯🇵     22位 変動なし

5位 中国      27位 変動なし

6位 レバノン    28位 +2

7位 フィリピン   36位 +1

9位 韓国      56位 変動なし

■FIBAランキング(12月4日発表)

1位 アメリカ

2位 ドイツ

3位 セルビア

4位 フランス

5位 カナダ

6位 オーストラリア

7位 スペイン

8位 アルゼンチン

9位 リトアニア

10位 ブラジル

11位 トルコ

12位 ラトビア

13位 ギリシャ

14位 スロベニア

15位 イタリア

16位 プエルトリコ

17位 フィンランド

18位 モンテネグロ

19位 ポーランド

20位 ジョージア

21位 ドミニカ共和国

22位 日本🇯🇵

23位 チェコ

24位 南スーダン

25位 ニュージーランド

26位 イラン

27位 中国

28位 レバノン

29位 ベネズエラ

30位 メキシコ

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