武蔵野Sを制したルクソールカフェ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)が、日曜中京11Rのチャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ…

 武蔵野Sを制したルクソールカフェ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)が、日曜中京11Rのチャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)でGI初制覇を狙う。

 ルクソールカフェは父American Pharoah、母Mary's Follies、母の父More Than Readyの血統。父は15年の米国三冠馬。全兄のカフェファラオは21年と22年のフェブラリーS、22年の南部杯を含め、重賞を5勝した活躍馬。24年から種牡馬となり、多くの繁殖牝馬を集めている。また、半姉のリーガルグローリー(Regal Glory)は21年と22年のメイトリアークSを連覇するなど、米G1を4勝している。

 ここまで9戦5勝。デビュー3戦目から未勝利、黒竹賞、ヒヤシンスS、伏竜Sと破竹の4連勝を果たした。その後は米国に遠征し、ケンタッキーダービーは12着。秋の始動戦となったジャパンダートクラシックはナルカミ、ナチュラルライズに完敗の3着だったが、前走の武蔵野Sで待望の重賞初制覇。それも古馬との初対決で3馬身半差の圧勝だから、かなりインパクトがある内容だった。今回は前々走で先着を許したナルカミとの再戦となるが、逆転は決して夢ではない。

 そしてこのレースには偉業もかかる。勝てば史上初となるきょうだいでのJRAダートGI制覇となるのだ。ルクソールカフェがダート界の頂点に立ち、日本競馬史に新たな1ページを刻むことを期待したい。