◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目(5日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)◇晴れ(観…
◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目(5日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)◇晴れ(観衆1527人)
賞金レーストップの底力を見せつけた。ランク1位の金子駆大が3バーディ「67」でプレー。出場30人中23位と出遅れた初日から一転、この日のベストスコアをマークして11位に浮上した。
好転の要因にパッティングを挙げる。3バーディ、3ボギー1ダブルボギーだった前日のラウンド後、ストロークの際に左肩を使うよう心掛けた。平均パット数は全体23位(1.93)から9位(1.75)に回復。2mを沈めた6番(パー5)で最初のバーディを奪うと、15番(パー3)で10m、17番(パー5)で5mを沈めた。スコアが伸び悩む選手が多かったなか、フィールドで唯一ノーボギーで回った。
週末2日間を残し、首位の小木曽喬とは6打差につける。「明日もいいスコアを出せないとチャンスはない」と、プロ初勝利となった5月「関西オープン」、11月「VISA太平洋マスターズ」に続く今季3勝目を見据えた。
たとえ今週を最下位で終えたとしても、ランク3位の蝉川泰果、4位の大岩龍一が優勝しなければ金子の戴冠が決まる。蝉川が勝った場合でも、5人までの2位タイ、2人までの3位タイ以内であれば勝ち逃げできる状況だが、まずは目の前の一打に集中する。「自分らしいゴルフができればいい」。自力で年間タイトルをつかみに行く。(東京都稲城市/合田拓斗)